思わず自慢したくなる!知ってると楽しい東京の豆知識

通訳ガイドスキルアップ

外国人の友人や、通訳案内士の仕事で訪日外国人観光客をご案内するとき、ちょっとした日本の豆知識を披露できたら、場を盛り上げることができます。お出かけ先でも、ついつい友人に披露したくなるような楽しい東京の豆知識を、ご紹介していきます!

築地の地名の由来

築地は、読んで字のごとく、埋め立て地という意味です。
明暦の大火(1657年)で焼失してしまった浅草の東本願寺の移転のために、この地を埋め立てて土地を築いたことに由来します。ちなみに、その移転した東本願寺というのは、現在の築地本願寺です。

さらに、こんな話があります。埋め立て作業を始めた当時は、荒波の中作業を進めることが難しく、人々が困っていたときに、稲荷大神の御神体が流れてきました。人々がそれをお祀りすると、その日から波風がピタッと止み、無事土地を埋め立てることに成功したのだそうです。
この御神体を祀っているのが、波除神社です。
立派な獅子頭や、築地ならではの「すし塚」や「玉子塚」も見られる波除神社へ、築地を訪れた際はお参りしてみてくださいね。

銀ブラって?

古くからの流行語に、「銀ブラ」というものがあります。
これは、「銀座でぶらぶら散歩すること」という意味が浸透していますが、「銀座でブラジルコーヒーを飲む」という意味もあることを、ご存知ですか?
当時慶応大学の学生だった大正時代の文人たちが、広めた言葉だとされています。

慶應で相手がつかまると別に相談するまでもなく、足は自然と先ず一斉に新橋の方面に向かい、駅の待合室で一休みしつつ旅客たちを眺めたのち、「パウリスタ」に行ってコーヒー一杯にドーナツでいつまでも雑誌に時をうつしていると、学校の仲間が追々とふえて来る。みな正規の授業をすませた上級生たちである。芝公園を出て新橋駅待合室経由パウリスタというのが我々の(銀ブラ)定期行路となっていた。

『詩文半世紀』佐藤春夫

「カフェーパウリスタ」は、多くの文豪、著名人が愛した歴史ある元祖喫茶店です。本来「銀ブラ」のブラジリアンコーヒーは、このお店のコーヒーを指すと言われています。開店当時は異端だった、コーヒーのおいしさと文化を、日本に広めることに貢献しました。

原宿はなぜポップカルチャーの中心なのか?

原宿は、最先端の若者文化を発信し続ける街です。しかし、それはなぜか、いつからなのか、疑問に思ったことはありませんか?
戦後、代々木公園の一帯には「ワシントンハイツ」と呼ばれ、アメリカ軍将校やその家族が暮らす住宅地がありました。戦後の貧しい暮らしを強いられていた日本人にとって、広大な土地、プール、欧米の生活スタイルを取り入れたアメリカさながらのこの一帯は、憧れの的でした。
ワシントンハイツに出入りするアメリカ人たちのファッションや、暮らしぶりに、当時の日本人は大きな影響を受けていたのです。
現在若者や外国人に人気の雑貨屋「キディランド」は、もともと駐在アメリカ人向けに商品を売っていました。このように、アメリカの文化は瞬く間に日本人の間に広まっていき、その名残で、原宿は独特なポップカルチャーを今も生み出し続けているのでしょう。

スカイツリーのモデルは五重塔

高さ634メートルの東京のランドマーク、スカイツリー。最先端の技術を駆使してつくられましたが、なんと設計の際に参考にされたのは、法隆寺などで有名な五重塔でした。
千年以上も大地震や災害に耐えてきた五重塔の設計を参考に、塔の中心部に心柱(コンクリートの円柱)を構築しています。
スカイツリーの知られざる裏側や秘密についてもっと知りたい方は、東京スカイツリー®ひみつツアーへご参加ください!
東京スカイツリー®ひみつツアー ~限定公開スカイツリーの裏側を巡る~

東京スカイツリー®ひみつツアー ~限定公開スカイツリーの裏側を巡る~

皇居は江戸城跡に建てられた!?

意外と知られていませんが、現在の皇居は江戸城跡に建てられています。
皇居がある東京の丸の内という地名も、城の内側だったことにちなんでいるんですよ。
江戸時代の終わり、江戸城が無血開城された1868年、江戸から東京に改名され、天皇は京都から東京に移りました。現在は本丸、二の丸、三の丸の一部が皇居東御苑として一般公開されています。
東京を散策すると、外堀や石垣など、実は江戸の名残りが数多く見られます。
ぜひ、少し意識して歩いてみてくださいね。

英語で「江戸時代」どうやって説明する?
通訳案内士/通訳ガイドの方はもちろん、英語学習者や相撲ファンの方にもおすすめの記事です。ツアーでゲストをご案内する間、スポットはもちろん、日本の文化や建築、伝統などを説明するとき、江戸時代の説明をする機会が意外と多くありませんか?ゲストに説明するとき、どう言ったら上手く伝わるのか事前に考えておきましょう。また、海外から旅行に訪れた友人を案内したいという方も、ぜひ参考にしてみてください。

ラジオ体操発祥の地は東京の公園

夏の風物詩、ラジオ体操ですが、その発祥の地は東京にあります。
浅草橋駅から徒歩5分ほど離れた場所にある、佐久間公園です。
佐久間小学校の跡地につくられた公園は、それほど大きな公園でもなく、見た目はどこにでもあるような公園ですが、ラジオ体操発祥の地と彫られた石碑を見ることができます。
日本独特の文化であるラジオ体操は、外国人ゲストにとっても面白いものでしょう。

東京で一番人口が多いのは?

東京で一番人口が多いのは世田谷区です。続いて練馬区、大田区、江戸川区と並んでいきます。
23区の内側にいくほど人口は少なく、真ん中にある千代田区が一番人口が少ない区です。
外側に行くほど人口は増えていきますが、東京の中心は、オフィス街が多く、地価も高いことから、住む人が少ないのでしょう。
ちなみに、東京で一番高い土地は中央区銀座で、坪単価は約7,900万円だそう!

訪れたい東京のスポット

以上、ちょっと自慢したくなる豆知識をまとめました。
知っている雑学は、いくつありましたか?

JapanWonderGuideでガイドを目指しませんか?

JapanWonderGuide(JWG)は「日本のガイドの質を世界一に」をスローガンに掲げるガイドコミュニティです。2020年から活動を開始し、全国通訳案内士等を中心に、現在は、2,000名を超えるコミュニティとなっております。

JWGの有料会員(KNOTTER, ノッター)にご登録いただくと、月額1,000円(税込1,100円)で、ガイディングやビジネスに活きる知識・スキルが身につく研修動画、E-Learningが見放題!有料コンテンツを無料でご視聴いただけます。
そのほか、下見やツアー時の観光施設の優遇利用や、人気観光施設の最新情報や裏話をお届けするJWG Live!の見逃し配信、各研修の割引などをご利用いただけます。

さらに、KNOTTER/フリーメンバーともに研修やイベント情報など、ガイドに役立つ内容がたっぷり詰まったメルマガを月に2回お届けします。
また、ガイド仲間を見つけ、交流できるFacebookグループにもご招待!情報交換の場としてお使いください。

フリーメンバーKNOTTERKNOTTER+
料金無料月額1,000円
(税込1,100円)
14,000円※
(税込15,400円)
期間無期限毎月自動更新2023年8月31日まで
①Japan Wonder Travel
プラットフォーム利用
➁メンバー限定Facebookグループご招待
③メンバー向けメルマガ受信
④JWG Live!見逃し配信
⑤優待施設利用
⑥JWG主催研修割引
⑦通訳案内研修
(3,500円)
無料無料
⑧JWG動画配信有料無料無料
⑨通訳ガイド保険
会員種別・会費について

通訳ガイド保険がついたKNOTTER+では、資格の保有の有無に関わらず、通訳案内業務が補償の対象となり、安心してガイドのお仕事ができます。
インバウンド復活の兆しも少しずつ見えてきました。ぜひこの機会にご検討ください。
※KNOTTER+の会費は加入月によって変動します

JWGでは、ガイドのスキルアップを目指す方や、ガイドに挑戦したい新人ガイドさんを応援します!

「学校の合間に」「週末だけ」でも大歓迎!
JapanWonderGuideと一緒に、ツアーガイドへの一歩を踏み出しませんか?

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました