全国通訳案内士試験【一般常識】の対策法

通訳ガイドを目指す

全国通訳案内士試験で、受験生が対策を立てにくい科目のひとつに「一般常識」があります。
過去問を見ても、「一体どこから手をつけたらいいんだろう?新聞やウェブニュースをなめるように読めばいいのか?」と悩んでしまう人も少なくありません。
もちろん、新聞やウェブニュースは全部読むようには書かれていませんから、それこそ限られた時間の中では非効率だと言えます。ある程度的を絞った勉強が必要です。
そこで、今回は一般常識とはどんな試験で、どんな対策が必要かを考えてみましょう。

【ガイドライター】
片岡聡子(かたおか さとこ)
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元旅行会社社員。今は諸事情により、旅行業とは関連性のない業界で経理事務として働いています。ガイドとして登録したきっかけは、旅行が好きなことはもちろん、世界に誇れる日本文化を伝えたかったから。
言語は主に英語。他には韓国語を勉強中。

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ブログ:https://ameblo.jp/skdiary283

全国案内士試験「一般常識」はどんな試験?

試験内容

「一般常識」の試験内容は、現代の日本の産業、経済、政治、文化に関する一般常識を問う問題が出題されます。
よくテレビやウェブニュースで目にする国際関係、時事問題、話題になっている文化的な事柄と多岐にわたります。国際関係、時事問題は観光に関すること、日本と海外との関わりを含んだものになっています。

問題数:20問(2021年度)
試験時間:20分 
マークシート方式ですが、1問1分で解かないといけない計算になり、のんびり考えていると終わらなくなります。

一般常識の合格ライン

50点満点で30点が合格ラインです。(2021年6月10日現在)

6割取れれば合格ということになります。資格試験は合格基準点を満たせば全員合格となります。
無理に満点を取ろうとすると勉強に行き詰まりますので、満点を目指さずとも、満点に近いレベルまで達すればいいくらいの気持ちで臨みましょう。

一般常識の頻出テーマ

一般常識は、「観光白書」や新聞に掲載された時事問題をもとに出題されます。訪日外国人観光客の動向やデータに関することは毎年出題されています。
その他、頻出問題は以下の通りです。

  • 話題になっているニュース
  • 観光政策
  • 日本の観光地に関する一般常識を問う問題
  • 旅行業法に関する問題
  • 日本と海外との経済面での関わりに関する知識、用語
  • 世界遺産

例題

例題:訪日外国人旅行に関する次の問いに対して答えなさい。

   2020年の訪日外国人旅行者数は、新型コロナウイルスの影響で約411万6千人と、22   年前の水準に戻ってしまった。2020年のこの数値は2019年と比較して何%減少した   か、次の①~④から一つ選びなさい。(2021年度「産業・経済・政治及び文化に関する一般常識」試験問題より引用)

①87.1%  ②97.1%  ③12.9% ④2.9%

正解:①

筆記試験の過去問の一部をJNTO(日本政府観光局)のホームページから見ることができます。

筆記試験過去問題(一部)

一般常識の対策

文化、産業、観光、経済からまんべんなく出題されているので、まずは新聞やネットニュースで話題として取り上げられていることを、試験のだいぶ前から読んでおくことが重要です。

また、対策におすすめの参考書は、何といっても、「現代用語の基礎知識 学習版」です。文学、スポーツ、時事、社会、国際関係をすべて網羅しています。
「現代用語の基礎知識」と合わせて必携の書といっても過言ではありません。

「一般常識」の試験は、対策が立てにくいことで有名ですが、観光白書、新聞もしくはネットニュースで取り上げられている話題のトピックには目を通す、夜のテレビニュースを見ることは大変重要だといえるでしょう。
観光白書に関しては、国土交通省のページにPDFファイルにて公開されていますので、最新年度の資料をよく読みましょう。
観光白書

筆者が一般常識の過去問に目を通して考えたことは、「一般常識に過度に時間をかけすぎると、他の科目の対策がお留守になる」ことです。
とはいえ、何もしないと点数がそれだけ低くなるので、ある程度対策は必要です。満点を取る必要はないとした上で、対策を立てていくのが一番良いと思います。

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