国際交流に踏み出す前に!知っておきたい海外の文化12選

海外の文化ガイド力向上

通訳案内士/通訳ガイドの皆さんは、ゲストとの文化の違いに驚いたことはありますか?
日本も例外ではないように、世界にはそれぞれの国・地域ごとに異なった文化が根付いています。相互理解を深めていけるよう、世界の文化について学んでおきましょう!

よりよい交流を目指して。

2020年現在、世界には200ヵ国近くの独立国が存在しています。
また、一つの国の中に異なった文化が共存している場合も多いでしょう。もちろん、全てに精通することは難しいですが、代表的なものを学んでおくと、ゲストとより円滑なコミュニケーションをとることができます。

異なる文化圏の方との交流は楽しいものです。しかし一方で、意図せず傷つけてしまう場合も考えられます。 お互いのことを尊重しあえる関係を築くために、知っておきたい文化12選をご紹介します。

知っておきたい海外文化12選

*挨拶編*

挨拶が重要な意味を持つのは万国共通です。
一方なかには、日本人にとってあまり馴染みのない挨拶の仕方もあります。

ハグと握手:主に欧米圏

挨拶としてのハグ/握手については、国内でも広まりつつありますが、
マナーとして、きちんと目線を合わせて行うことが大切です。ビジネスシーンにおいては握手のみの場合も多く、親密度によって使い分けがされているようです。
日本人にとって、最も有名な海外文化と呼べるのではないでしょうか。

チークキス:イタリア/スペインなど

多くの日本人からすると、頬を他の方と擦り合わせる動作は気恥ずかしいものです。
一方、南欧と呼ばれる国々では頻繁に行われています。主に「歓迎」の気持ちを表すものといわれており、初対面の方同士で交わすことも。
地域によって回数に違いはありますが、多くの場合は左右1回ずつ行われます。

合掌とお辞儀:タイなど

お辞儀は日本人にとっても、馴染みがありますね。
合掌とお辞儀を合わせた挨拶は、「ワイ」と呼ばれ、タイにおいて伝統的な挨拶だと考えられています。しかし、主に目上の方に対しての挨拶なので、むやみにこの挨拶を行うことは不作法と捉えられてしまうことも。
された場合には、同じく「ワイ」を返すか笑顔で会釈するのが望ましいとされています。

*テーブルマナー編*

お食事の席にはその国の文化が色濃く表れます。
どんな作法にも意味があります。敬意をもって接するようにしましょう。

お皿は持たない:韓国

日本のおとなり韓国では、食事の際に食器を持つのはマナー違反だとされます。
匙や箸ですくって食べるのが一般的です。しかし、近年は海外の人の往来が増したこともあり、目くじらを立てられる機会も減りつつあります。
他にも儒教の影響が強い韓国には、グラスの底を見せないなどのマナーが存在します。

食事は右手で:インド/ネパールなど

インドやネパールで信仰されているヒンドゥー教では、左手は「不浄」であるとされ、食事に用いるのはタブーだとされています。
手を使って食べるのが一般的ですが、器用に右手だけを使って食事をしている姿に、不慣れな方は驚くかもしれません。

ポテトにナイフは使用禁止:ドイツ

ドイツでは、キャベツやポテトをナイフで切るのはマナー違反だとされます。
フォークにて潰して食べるのが正しい食べ方といわれ、初めての方には難しい作法です。
由来は諸説ありますが、元々ナイフの汚れを最小限に抑えるために始まった習慣だといわれています。

*ハンドジェスチャー編*

日常生活において、簡単なジェスチャーは便利ですよね。
注意しなければならないのは、異なる文化圏において、正反対の意味で受け止められることがあるということです。

ピースサイン:ギリシャ

日本人にとってピースサインは、最も身近に感じるジェスチャーではないでしょうか。
写真撮影の定番ポーズですよね。
しかし一方、ギリシャにおいては侮辱だと受け止められてしまいます。昔、犯罪者に二本指で石を投げつける風習があり、その名残で今も避けるべきジェスチャーだといわれています。

フィンガークロス:アメリカなど

ツアー中にゲストからされたことがあるかもしれません。
人差し指と中指をクロスさせたこのジェスチャーは、「幸運を祈る」との意味を持ち、映画やドラマでも頻繁に登場します。
北米から訪れたゲストであれば、是非積極的に使っていきましょう!

サムズアップ:主に欧米圏

欧米圏においては、「賛成」や「満足感」を表現するために用いられます。
日本にも浸透しているジェスチャーだといえるでしょう。
しかしながら、こちらも国が変わると意味がかわってしまうものの一つです。
西アフリカ他、イランなどの中東諸国では「侮辱」として解釈されてしまいますので、注意が必要です。

*結婚式編*

人生において、大きな節目と呼べる結婚式。
盛大に祝う点では共通していますが、その方法には文化ごとの特徴が表れています。

「8」にこだわる:中国

中国では伝統的に、数字の「8」は縁起のよいものとして扱われてきました。
ここ日本においても漢字「八」の形から、「末広がり」の意味を持つとして大事にされてきた数字です。特に中国においてはこだわりを持つ方も多く、結婚式の開始時刻を「8」のつく時刻に合わせたり、お祝儀の額を「8」に揃えるなどが行われています。

ハンカチを受け継ぐ:ベルギー

ベルギーの結婚式では、「ハンカチを次世代へ託す」というイベントが大切にされています。
花嫁の名前が刺繍されたハンカチは、結婚式が終わると大切に保管され、家族の次の世代が結婚式を挙げる際にまた取り出されます。そして式が終わると再び、新たに花嫁の名前が刺繍された後、同じように受け継いでいくのです。素敵な習慣ですね。

ヘナタトゥー:インドなど

ヘナタトゥーとは、植物からつくられたインクを用いて行うボディーペイントのことです。
結婚式前に花嫁へ行われるヘナタトゥーについては「メヘンディ・ラート」と呼ばれ、神聖な意味合いを持っています。タトゥーは通常約2週間ほどで消えてしまいますが、結婚式においては、発色が良いほどこの先深く愛されることになると信じられています。

おわりに

ゲストと交流を深めるために、お互い異なる文化圏に属しているからこそ、その違いを楽しむことができれば理想的でしょう。今回ご紹介できたのはごく一部で、世界にはまだまだ驚かされる文化があふれています。

ぜひ、皆さんも気になる風習などがあれば深掘りしてみてください。
きっと楽しく学べる上に、その知識はガイド業にも活かされますよ!

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