ツアー中、会話が途切れて気まずい思いをしたこと、ありませんか?
「何か話さなくちゃ」と必死になればなるほど、頭はどんどん真っ白に。
会話がいつも一問一答のようになって、楽しく続かなかったり、
初対面のゲストを会話で満足させることは、難しいものです。
この記事では、会話をスムーズに楽しくさせる雑談力の磨き方を紹介します。
1. 相手の話をよく聞く
相手の話をよく聞くことなんて、当たり前だと思うかもしれませんが、意外に出来ている人は少ないんです。
相手が話しているときに、次の質問を考え出したり、話の途中で割って入って、自分の話に切り替えて話してしまうことは、ありませんか?
相手が話しているときは相手の話に集中して、どんな表情でどんな風に話しているのか、しっかり観察しましょう。
話を聞くことは大変ですが、話の核心をつかむことさえできれば、その後の会話もスムーズに続きます。
2. あいづちの仕方を工夫する
あいづちを適度に入れて話を聞くことは、大切です。
しかし、例えば英語を話すゲストをツアーでご案内する際、英語であいづちというと、”I see” や”yeah”などを多用している人をよく見かけます。
ずっと同じあいづちを続けていると、しつこく感じてしまうので、一言足すようにしてみてはいかがでしょう。
例えば、「いいね!」と返答したければ、”I see, that’s wonderful!”だとか、「そっかあ」を”yeah”だけで終わらせるのではなく、”Yeah, absolutely.”と言ってみたり、 「なるほどね」は、”Really? I didn’t know that.”というように、あいづちばかり打っているなと気が付いたら、あいづちの際に一言後ろにつけて、ゲストが話を続けやすいよう意識しましょう。
3. 同じ言葉を使って返答する
オウム返しといいますが、相手が言った言葉を反復して質問したり、返したりすると、
相手は話を聞いてくれていると思い、嬉しくなるものです。
人は共感されたい生き物です。共感することを意識して、話を続けましょう。
4. 相手の事を記憶する
ツアーのとき、チームビルディングで最初に自己紹介をしたときや、会話の中で得た何気ないゲストの情報を覚えておきましょう。そのためにも、まずは相手に興味を持つことが大切です。
ゲストの好きなものや、興味があることに常にアンテナを張りましょう。
5. いろいろなジャンルのトピックを用意する
ゲストに会うまでは、ゲストがどんなことに興味があるか分かりません。
日本のどんなところに関心があるのか、何の話をしたいと思っているのか、会うまではドキドキすることも多いですよね。
どんなトピックでも対応できるように、幅広いジャンルで話せる内容を事前に考えておくと安心です。
日本の政治や最近のニュース、日本の衣食住、スポーツなどの日本一般のことから、あなた自身の趣味や仕事など、共通点を見つけて、話を広げられるような話題を用意しておきましょう。
6. 持ちネタを用意する
笑える話や、驚かれる話など、自分の持ちネタをつくりましょう。
弊社では、3S(Smile、Surprise、Make Sense)の反応を起こすことをベースに、コミュニケーションをとっていきましょうと言っていますが、笑いを誘う話、驚く話、「そうなんだ!」と納得する話などを意識して、つくるようにしましょう。
雑談力の要は、相手の話をしっかり聞くことと、相手の興味を引く話のネタを持っておくことです。
お互いに気持ちよく、楽しく会話ができるよう、雑談力を磨きましょう!
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