天気予報やニュースで桜の話題が出てくると、春の訪れを感じます。
昨年はお花見を断念せざる得ない状況でもありましたが、今年こそはお花見をしたい方も多いはず。東京には有名なお花見スポットがたくさんありますが、今回は密を避ける隠れた桜の名所ご紹介します。
桜の季節は、外国人旅行客にもかなり人気のシーズンです。穴場を知っておくことで、通訳案内士/通訳ガイドの皆さんも人混みを避けてスムーズにゲストをご案内できます。
▼この記事は、英語ブログを参考にしています。英語ブログはこちら▼
1.砧公園(きぬたこうえん)
世田谷美術館があることで知られている砧公園は、枝ぶりが大きくて立派な桜も多いのでお花見スポットとしても人気があります。
なんと、敷地はディズニーランド並みの広さ。芝生の広場やアスレチックの広場もあるので、ファミリーにもおすすめです。
都会の真ん中で、大自然を満喫することができます。
2.武蔵関公園(むさしせきこうえん)
ひょうたん型の池が特徴の公園です。
池をぐるっと囲む遊歩道を歩きながら、桜を楽しむことができます。また、ボートを200円/30分で利用できるため、池の上から桜をゆっくりと眺めることもできます。
3.善福寺川緑地(ぜんぷくじがわりょくち)
杉並区を流れる善福寺川沿いに帯状にある公園です。
梅やイチョウなど様々な木があり、どの季節も楽しむことができますが、桜の季節はより特別です。満開時は、川を覆いかぶさるように咲く桜のトンネルを見ることができます。
4.大横川(おおよこがわ)
下町の散歩コースに人気な墨田区と江東区を流れる運河です。
日本橋の船着き場から出発する「花見舟」は、大横川の桜を舟の上から優雅に眺めることができます。ゲストも喜ばれること間違いないです。
また、夜には大横川沿いの歩道に提灯が灯るので夜桜もおすすめです。
河津桜の名所としても知られているため、一足早く春の訪れを感じることもできます。
5.面影橋(おもかげばし)
かつて上流は神田上水、中流は江戸川と呼ばれていた神田川。神田上水は、江戸の町の人の飲水として大事な役割を担っていました。
そんな神田川に架かっている面影橋付近は江戸時代から名所のひとつだったようです。
都会に静かに流れている神田川ですが、春になると桜のトンネルが出現し、人々を魅了しています。
遊歩道を歩くのもおすすめですが、面影橋からの景色は圧巻です。
6.飛鳥山公園(あすかやまこうえん)
王子駅の目の前にあり、江戸時代から親しまれている公園です。
8代将軍徳川吉宗が公園を整備・造成したことで知られており、園内には600本以上もの桜が植えられています。
「アスカルゴ」の愛称で親しまれているモノレールが公園内を無料で走っていて、高齢者、障害者、小さなお子様連れなど、誰もが飛鳥山公園を利用しやすくなっています。
7.野川(のがわ)
三鷹市の西側を流れる川です。沿岸沿いの随所に桜が植えられているため、遊歩道を歩きながらお花見を楽しむ人が多いです。
調布市の三鷹通り榎木橋周辺では、ライトアップが行われ、夜桜を見ることができます。ライトアップが始まったきっかけは、近くの会社が野川に咲く1本の桜を従業員用にライトアップしたことだったそうです。小さな心遣いが、今でも多くの人の心を癒やしているんですね。
8.錦糸公園(きんしこうえん)
錦糸町駅からすぐにある、街中の公園です。
東京スカイツリーと桜を一緒に撮影できる穴場スポットとして知られていましたが、近年はどんどん有名になってきています。
ボールを使えるエリア、遊具で遊べるエリア、シートを敷いて芝生に座ってゆっくりするエリアなど、エリアがしっかり別れているのも嬉しいポイント。ショッピングの途中にふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
9.国立市大学通り(くにたちしだいがくどおり)
国立駅からまっすぐ南に伸びる大きな道が「大学通り」です。
1933年に今上天皇が皇太子として御生誕されたことを祝し、谷保村青年団と呼ばれる方々と国立町会に所属する住民の方々が桜を植えたと言われています。
今では、桜が道路にアーチ状に飛び出すほど成長していて、春には人々を魅了しています。
大学通りの先から東西に延びる「さくら通り」も合わせておすすめの桜並木道です。
10.高楽寺(こうらくじ)
八王子市にある1533年に創建された真言宗智山派の寺院です。
姫桜と呼ばれる樹齢200年以上の枝垂れ桜が有名で、春になると笠をかぶったお姫様のような姿にうっとりさせられます。
枝垂れ桜の見頃は3月下旬から4月上旬。桜とひとことで言っても、様々な種類の桜があることを外国人ゲストに知らせてもいいかもしれません。
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