通訳案内士ってどんな仕事?現役ガイドが語る通訳案内士の仕事内容

通訳案内士の仕事内容通訳ガイドの働き方

通訳案内士になりたくて資格取得をめざしている人や、合格したけどまだ仕事をしたことがない人、通訳案内士の仕事がどんなものか何となくは分かっているけどもう少しいろいろ知りたいと思われている方たちに向けて、通訳案内士の仕事内容についてまとめました。

ひとつの意見としてご参考にしていただければ幸いです。

【ガイドライター】
齋藤 一美(さいとう かずみ)
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2016年に英語全国通訳案内士資格取得。通訳ガイド派遣会社でのコーディネーター職を経てフリーランスの通訳ガイドに。コロナ禍の現在は前職の介護福祉士として高齢者ケアの仕事に従事中。グーグルマップを見ながら妄想旅のプランをあれこれ練ってるときが至福の時間。

通訳案内士の仕事内容

ツアーの写真

通訳案内士の仕事は、外国から訪日したお客様を英語、中国語、フランス語などの外国語を使って観光地などへご案内し、日本の歴史や文化、生活などをご紹介することが中心です。また、ツアー中お客様が快適に安全に旅ができるようサポートすることも、大切な仕事になります。

そもそも通訳案内士とは、通訳ガイドとも呼ばれ、全国通訳案内士の国家資格を有するガイドを指します。
全国通訳案内士の試験は、合格率10%程で難関と言われています。
現在は法改正により無資格でもガイドのお仕事が出来るようになりましたが、資格保持者の方が、仕事を取得する上で有利に働く場合もあります。

ツアータイプ別!通訳案内士の仕事内容

通訳案内士が依頼を受ける仕事にはさまざまなタイプのツアーがあります。
仕事内容の基本は同じですが、

案件が個人旅行のお客様か団体ツアーか、また、1日で終了するツアーか数日間に及ぶツアーかで仕事内容は大きく変わってきます。

※インバウンドの個人旅行は、旅行業界で一般的にFIT(Foreign Independent Tour)と言われるため以後FITと表記します。

FITツアーの場合

FITのお客様は、お一人やご夫婦、ご家族などの少人数単位が中心になりますが、数家族の一団などかなり多めの人数のグループの場合もあります。

ツアーは半日程度から、日本全国を十数日間同行するようなものまで様々です。

お客様の希望を伺った上で通訳案内士が行先を選ぶ場合もあれば、ツアーの行程が予定されている場合でもお客様の都合や気分などで急な変更を余儀なくされることもあります。

観光スポットやレストランなどの引き出しの多さや、ツアーの企画力、突然の要望にも臨機応変に対応できる柔軟性がとても大切になってきます。

団体ツアーの場合

団体ツアーの仕事をする場合は、まず添乗員と同様に旅程管理主任者の資格が必要になります。

そして仕事内容はまさにガイド+添乗員といったところで、
大型バスでの移動が中心になりますが、新幹線など電車での移動が含まれるツアーもたくさんあります。

まとまったひとつの団体の場合もありますが、バラバラのグループやカップル、1人旅の方などが1台のバスに混乗される場合の方が多い印象です。

すべてのお客様に平等に必要な情報や案内が伝わるよう、また満足していただけるよう気を配ることが大切です。

フードツアーや体験ツアーの場合

また、最近ではフードツアーや体験ツアーなども含め、さまざまなウォーキングツアーを催行している旅行会社が増えています。

仕事内容としては、6~8名程度の少人数グループをご案内します。
参加されるお客様によって違いがあるので一概には言えませんが、小団体のツアーになるのでまとまりやすく初めてのお客様同士でもすぐに打ち解けて和気あいあいとしたツアーになりやすいです。

駅や現地付近で集合し現地で解散というツアーがほとんどです。

小団体と言っても、出身国や年齢もバラバラな初対面のお客様が一緒にツアーをするため、お客様同士の共通点を探して話題を繋げたり、仲良くなりやすい雰囲気作りが通訳案内士の腕の見せどころです。

その他

そのほか空港や駅、ホテルまでの送迎や新幹線への乗せこみ、
クルーズなどのツアーデスク業務、日帰りバスツアーのチェックイン業務などの斡旋業務も通訳案内士としての仕事になります。

新人の通訳案内士が仕事を得ていくには

通訳ガイドとして未経験のときは、例え素晴らしいスキルがあったとしても証明する実績がなければ仕事を得るのはなかなか難しいかもしれません。
しかし、チャンスはいくらでもあります。

狙い目は、春と秋の繁忙期

まず春と秋の繁忙期、特に桜の咲く季節は世界中からものすごい数の観光客が訪日され、ツアー案件も爆増します。
ベテランさんや人気の通訳案内士さんなどはスケジュールが数か月前、へたすると1年前からびっしり埋まっていたりするので、突発的な案件など新人さんにもチャンスが巡ってくる場合が大いにあります。もしオファーが来たときは、自信がなくてもぜひ挑戦されることをおすすめします。

とはいえ、もちろん無責任に仕事を受けた方がよいというわけではなく、新人研修などでしっかり学んでおくことは大切です。

出来る限りの準備をして挑んでも、苦い経験となる場合もあると思います。それでも経験が0回と1回では大きな違いがあります。良い仕事をすれば信頼されどんどん仕事の依頼がくるかもしれませんし、いずれにしても、間違いなく次へと繋がっていきます。

ガイドの仕事を始める前にまずは斡旋業務から慣れていくというのもおすすめです。

CtoCプラットフォームを利用

また、最近ではAirbnbGoWithGuideなどのC to Cプラットフォームが増えています。
ツアーを企画するのに興味があったり、自分で集客をしたい人などはどんどん挑戦するとよいと思います。

JapanWonderGuideを運用する株式会社ノットワールドは、Japan Wonder Travelという訪日外国人向けツアーのプラットフォームを運営しています。
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将来的には、更により多くのエージェントとマッチングし、仕事を得ることができるようになるよう、現在開発中です。

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昨年と今年に全国通訳案内士の資格に合格された方は最初の一歩を足止めさせられていて、なかなか辛い状況とは思いますが、再びインバウンドが戻ってきたときに良いスタートが切れるように、今できることをしつつ通訳案内士への情熱をどうぞ持ち続けてください!

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