ゲストのリクエストに沿ったツアーの行程を立てる際、ゲストから「建築に興味がある」「建築に詳しいガイドはいるか」と聞かれることはしばしばあります。
ということで今回は、ツアーの途中で出会った、一見少し変わった建物や、建築好きなゲストに紹介したい東京のユニークな建物をご紹介していきます。
1.浅草文化観光センター(隈研吾・浅草)
東京観光において、外国人人気も高まり、知名度が高くなっている浅草。
江戸時代の東京を体感できるような、昔ながらの街並みを楽しめるエリアですが、雷門の向かいにある「浅草文化観光センター」をご存知でしょうか。
うねりのある造りが印象的な、和モダンな建物ですが、4ヶ国語での案内対応や無料wifiなどを備えており、旅行者が困ったときに頼れる場所でもあります。
最上階には無料のテラスがあり、東側にはスカイツリーとアサヒビール本社の「聖火台の炎」を眺めることができる他、おしゃれなカフェもあります。
2.ラビリンス(早川邦彦・下井草)
ポップな色使いが印象的な、まるで迷路のような場所。長さが異なる階段を組み合わせ、夢の中のような空間となっています。
夜になると、各階段の上に設置された照明により、不思議な雰囲気が醸し出されます。
とてもユニークで、写真スポットとしても注目を集めている場所ですが、集合住宅なので、住民の方の迷惑にならない程度に見学しましょう。
3.東急PLAZA表参道原宿(中村拓志・表参道)
建物の上空に木々が浮いているようなデザインと、「万華鏡」を表現したエレベーターが人目を引きます。
6階の屋上テラスは、都会にいることを忘れるほど、落ち着いた空間になっています。
原宿、表参道散策で疲れたときは、ここでひと休みをすると、心も身体もリラックスできるでしょう。
4.武蔵野プレイス(比嘉武彦・武蔵野)
武蔵野プレイスは、「図書館機能」「生涯学習支援機能」「市民活動支援機能」「青少年活動支援機能」の4つの機能をもった複合施設です。
「2016年日本建築学会賞」に選ばれ、建築士の比嘉武彦さんは、「人やモノの出会いがある公共施設」を目指したそうです。
窓の形がユニークな白い建物、隣の公園、内部の家具…全部デザイナーさんによって考えられたもの。テラスやワークラウンジ、カフェなど、様々な用途で使え、地元の人に愛されています。
5.中銀カプセルタワービル(黒川紀章・銀座)
メタボリズムという建築運動をもとに建てられた、建築家、故・黒川紀章さんの代表的作です。竣工後48年経った今から見ても、「近未来感」そのものと言っても過言ではありません。
いくつもの四角い箱をランダムに積み上げたようなデザインですが、なんとカプセルは140個あるのだとか。
何度も解体の話が出ましたが、どうなるかはまだわからないところ。
海外でも有名な建築のひとつですので、建築好きのゲストに喜ばれそうです。
6.三鷹天命反転住宅(荒川修作・三鷹)
世界初の「死なないための住宅」。住人のニーズに合わせて、多種多様な使い方があり、鮮やかな14色、合計9戸の集合住宅です。
訪れた人の身体的感覚を揺さぶる感覚が、人間の持つ可能性を気づかせてくれます。
この建物は、人が住んで初めて完成すると言います。現在、4日間からの宿泊プランがあり、公式サイトで日程を確認の上、それぞれの住まい方で、この建築を完成させるのも楽しむ方法の一つでしょう。
7.ダイワユビキタス学術研究館(隈研吾・本郷)
表も裏も洗練された研究館。不燃処理を施した杉板と隣の日本庭園の組み合わせは、ひと目見るだけで忘れられない魅力がある建物です。
日本を代表できるデザイナーと左官職人の傑作、一階にある和菓子の名店「廚 菓子 くろぎ」も見逃せません。
8.サニーヒルズ (隈研吾・南青山)
台湾のパイナップルケーキの有名店であるサニーヒルズの、日本支店です。
せっかく訪れるなら、パイナップルケーキと烏龍茶をいただきましょう。
建築を鑑賞したい方も、ケーキを味わいたい方も、おすすめのスポットです。
9.すみだ北斎美術館(妹島和世・亀沢)
外面が鏡のようなデザインになっており、下町の景色と柔らかく融合しています。
浮世絵の作品の展示と保存をするため、建物の大部分は閉ざされていますが、隅々に設置されたガラスの壁から、中の様子を見ることができ、地域の人にとって身近に感じられる建築となっています。
10.新国立競技場(隈研吾・霞ヶ丘)
今、最も注目されるのは新国立競技場かもしれません。
現段階では入れず、外で見るしかないですが、オリンピック開催前に主競技場の迫力を体感したいというゲストも少なくありません。
なんと、ひさしの部分に日本全国、47都道府県の木材を使っているそうです。
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