普段はなかなか意識しませんが、世界中で活躍する日本発祥のものって多いのです。
日本国内だけでなく、海外でも浸透している「え、これも日本発祥だったの!?」と驚かれるものを集めてみました。通訳案内士の方は、ぜひ外国人をご案内するとき、「これ、日本生まれだって知ってた?」と聞いてみてくださいね。
インスタントラーメン
海外のスーパーでも売られているインスタントラーメンですが、生まれは日本です。
朝ドラで話題となった、安藤百福が1958年に開発した「チキンラーメン」が、世界で最初に発売されたインスタントラーメンです。
絵文字
世界で通じる日本語といえば、「Sushi」「Ramen」などが思いつきますが、「emoji」もそうです。
特に、「emoji」は日本語だと知らずに使われているので、絵文字が日本発祥だと知って驚く外国人も多いようです。
オバマ元大統領が、安倍元首相をホワイトハウスに招いた際、日本文化の例として「空手、カラオケ、漫画、アニメ、そして絵文字」を挙げたことも有名です。
また、オックスフォード辞典が選ぶ「今年の言葉」に、泣き笑いの絵文字が選ばれたこともあるんですよ(2015年)。
オセロ
日本では誰もが知っているボードゲームのオセロですが、チェスのように海外生まれのゲームかと思いきや、意外にも日本発祥なんです!
オセロの発明ストーリーは諸説あるようですが、戦後、青空学級が始まったころに生まれたものだとされています。名前の由来は、シェイクスピアの悲劇『オセロー』からきており、黒人である軍人オセローと、白人の妻デスデモーナを中心に、敵味方が寝返っていく物語から、英文学者であった発明者の父親が名付けたそうです。
カーナビ
世界初のカーナビは、ホンダが開発した「ホンダ・エレクトロ・ジャイロケータ」です。
ちなみに、世界初のGPSを使ったカーナビはマツダから、世界初のルート案内カーナビはトヨタからで、どれも日本が誇る日本車メーカーから、世界に向けて初めて発売されました。
カッターナイフ
家庭でもオフィスでも大活躍のカッターナイフも、日本発祥です。
1956年に発明されたカッターナイフは、意外なところからヒントを得て作られました。
1つは、路上の靴職人が使っていたナイフ替わりのガラス片。当時、切れ味が悪くなると、そのガラス片を割って使っていました。
2つ目は、アメリカの進駐軍がよく食べていた板チョコ。
この2つから、板チョコのように刃に折り筋を入れておき、切れなくなったらポキポキ折っていけば1枚の刃で何回も新しい刃が使えることを思いついたそうです。
当時は、「折れる刃なんて…」と、製造をお願いするも、大手メーカーに相手にされなかったこの発明ですが、苦労を重ね、ビジネスを軌道に乗せた結果、今では世界中で使われるアイテムとなりました。
ゲーム機
日本が世界に誇るもので、やはり外せないのはゲームです。
任天堂の「Nintendo Switch」をはじめとした様々なゲーム機や、ソニーの「PlayStation」は、世界で最も愛されている日本発祥のものと言っても過言ではないでしょう。
子どもの頃から、日本のアニメやゲームに触れている人は多いようで、外国人ゲストの中で、根強いファンによく出会います。
数独
世界でも「Sudoku」として愛されている数独は、1984年に誕生しました。
数独という名前は、1から9までの一桁の数字を使うことから、「数字は独身に限る」と命名し、それを略したもの。筆者はてっきり「数読」だと思っていましたが、皆さんはご存知でしたか?
元々は、18世紀のスイスの数学者が考案したことが始まりだということで、正式には日本発祥ではないという意見もありますが、日本が世界に流行させたきっかけをつくったのは、確かでしょう。
もっとある!外国人ゲストに教えたい日本の文化
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