自宅でのんびりしながら、読書で世界を旅しませんか?
旅行気分が味わえる本、学びを与えてくれる本、旅のインスピレーションをくれる本など、旅好きにおすすめしたい本20冊をご紹介します。
アジア編
深夜特急
多くの旅人の必読書であり、この本に憧れて旅に出たという人も多いのではないでしょうか。
26歳の主人公は、仕事をすべて投げ出し、インドのデリーからイギリスのロンドンまでをバスで旅することに。全6巻からなる1巻目の舞台は、途中立ち寄った香港・マカオ。1年以上に渡るユーラシア放浪の物語です。
ガンジス河でバタフライ
そう簡単には真似できない旅の仕方ではあるけれど、無性に旅に出たくなる一冊。
タイトルの通り、作者はガンジス河でバタフライすることになるのですが、その時にぶつかったものはまさかの死体!コミカルで楽しく、時に考えさせられるような紀行エッセイです。
河童が覗いたインド
『少年H』で知られる妹尾河童の紀行文。
有名な観光地だけでない様々なインドを知ることができます。緻密なイラストと共に、文化や歴史が詳細に書かれており、インドに興味を持ったらまず読みたい一冊です。
週末アジアでちょっと幸せ
タイトルの通り、週末をつかってアジアの様々な国へ旅に出かける本。
出かける先は、沖縄や台湾、シンガポールなど。週末ふらっと旅に出かけたくなります。
旅のお供にこの本を持っていくと、旅への気分をさらに盛り上げてくれますよ。
マレー蘭印紀行
1895年生まれの詩人、金子光晴の東南アジア紀行文。
今から100年近く前に出版された本ですが、その土地で暮らす人々や、空気感までを詩人らしく、美しく表現しています。
ヨーロッパ編
ジヴェルニーの食卓
マティス、ドガ、セザンヌ、モネという印象派の巨匠たちを題材に、その画家を取り巻く女性を主人公に描いた4編の短編小説集。
ヨーロッパに出かけて、実際に画家が見たであろう風景を見たくなります。
静かにあたたかく包み込まれるような、やさしい物語です。
パリでメシを食う。
パリに暮らす10人の日本人の話。
それぞれユニークで興味深く、強く前向きに自分の道を切り開いてきたそれぞれのエピソードは、何かに挑戦したいとき、背中をそっと押してくれるはずです。
移動祝祭日
アメリカの文豪、ヘミングウェイが晩年に著した若かりし頃の回想録。
「もしきみが幸運にも青年時代にパリに住んだとすれば、きみが残りの人生をどこで過そうともパリはきみについてまわる。なぜならパリは移動祝祭日だからだ。」という冒頭の言葉がとても有名です。
日の名残り
長年執事を務める主人公が、新しい主人のすすめで短い旅に出て、美しい田園風景を見ながら過去を回想していくことで物語が進みます。
歴史背景や文化を知っているとより楽しめる、とてもイギリスらしい美しい一冊です。
こんな夜は
ベルリンでの生活を中心としたエッセイ。ゆったりと丁寧な暮らしが描かれています。
小川糸は『食堂かたつむり』などの小説を書いた作家ですが、料理の描写がとても上手く、読み終わった後は、おいしいものを無性に食べたくなってしまいます。
アフリカ編
インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日
ユーラシア・アフリカ大陸の約2年間に渡る旅行記。
途中入国するために二度結婚したり、危ない目に遭ったり、驚くほど行動的で強烈な体験が記されています。しかしタフな行動とは裏腹に、一貫して芯が通った、静かな文章で進んでいくのが印象的な一冊です。
アフリカの日々
1914年にデンマークからアフリカに渡り、17年間コーヒー農園を経営した著者による名作。
アフリカの美しい情景が目に浮かび、心温まる地元の人々との交流に時折涙するような、作者のアフリカに対する愛情が詰まった一冊です。
アフリカポレポレ
「ポレポレ」とは、スワヒリ語で「ゆっくり」「ぼちぼちいこう」という意味。動物写真家の岩合光昭の妻である岩合日出子による、幼い長女と三人家族のアフリカ生活記録です。
北米・南米編
旅をする木
アラスカの自然における圧倒的な体験を、豊かな表現により追体験できる貴重な一冊。
厳しい自然と、そこに住む人々との交流が美しく描かれており、何度も読み直したくなる、星野道夫自身とアラスカの魅力が詰まった本です。
ニューヨークのとけない魔法
ニューヨークの何気ない日常と、そこに住む人々の温かさを描いたエッセイ。
英語表現も出てくるので、英語と日本語の両方で素敵な言葉に触れることができます。
ニューヨークに行きたくなること間違いなし!
モーターサイクル・ダイアリーズ
チェ・ゲバラの若き日に書かれた、男二人の南米旅行記。映画化もしており、ロードムービーとしても有名です。革命家以前の、好奇心に溢れる“ただの”若者であったゲバラを知るにはもってこいの一冊です。
世界一周編
いつも旅のなか
ロシア、キューバ、マレーシアなど、世界中を歩き回る旅エッセイ。
読んだ後、旅の終わりの寂しさを感じるような、一緒に旅行に出かけている気分を味わえる本です。
ラオスにいったい何があるというんですか?
村上春樹の旅エッセイ。
タイトルにあるラオス以外にも、アメリカやアイスランド、フィンランドやイタリア、そして日本の熊本などを舞台に、旅の魅力と楽しみ方を教えてくれます。
泣きたくなる旅の日は、世界が美しい
世界を旅する中で出会った人々の記録と、旅の中の様々な感情を綺麗に切り取ったような一冊。
「世界は捨てたものじゃない」という作者のメッセージが込められた、旅先で出会った懸命に日々を生きる人たちの物語です。
旅の断片
メキシコ、イギリス、キプロス島、インドなど、様々な国を旅する中で出会う風景や人々、広がっていく思考を美しくまっすぐ綴った一冊です。
本で世界を旅しましょう!
海外旅行がなかなかできない今、本を読んで世界の疑似旅行をしませんか?
その他の本のおすすめも、ぜひご覧ください。
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