ガイドさんインタビュー#3 花岡好美さん

インタビュー

インバウンドが更に盛り上がりをみせそうな2020年、ガイド業もどんどん盛り上がっていきたいところ。
今後、通訳案内士の仕事をはじめ、ガイド業に対してより多くの人が興味を持ってくれたらという想いと、ガイドさんが普段どんな想いをもってツアーをご案内しているのか知りたいと思い、弊社とご契約いただいているガイドさんへ、お話を伺ってきました。

今回は、ガイドさんインタビュー第三弾。
2019年からお世話になっている、花岡好美さんです。

(これまでのインタビュー記事はこちらから)

明るくフレンドリーな笑顔でゲストを迎える花岡さん。
花岡さんの溢れる築地愛と、素敵なおもてなしはしっかりゲストにも伝わっているようで、ご案内いただいたゲストから、いつも多くの嬉しい言葉が届きます。

Q.ガイドを始めたきっかけを教えてください

イギリスに半年、タイに約3年住んでいた時に、日本との違いを肌で感じ、日本は本当に素晴らしい!と心底思いました。またこの時、日本人であるという自覚が芽生えると同時に、日本について無知すぎることにも気が付きました。そこで、バンコク国立博物館のボランティアガイドをきっかけに、日本のことを再勉強し、日本の長い歴史、独特の伝統習慣などを学び直したことで、日本がますます大好きになりました。帰国後、訪日外国人に日本の美しさを伝え、その人達が日本の良さを知ることによって、改めてご自身の国の魅力も再発見したいと思うようなツアーができたら素敵だと思い、通訳ガイドを始めました。

Q.印象に残っているゲストはいますか?

アメリカからのご家族を築地ツアーでご案内した時です。到着するなり足が痛いから車いすに乗りたいとお母さまがおっしゃいました。しかし結局、お寿司を食べ、ホタテを食べる頃にはとても元気になって、最後までご自分の足で完歩されたんです!さらに、小さな姉妹がお寿司を一人前ずつ完食し、“Japanese food is Oishi!”と何度も言ってくれて、さつま揚げ、マグロ、果物、緑茶、と次々完食!いろいろな試食も臆せず挑戦する姿をみて、築地のおいしいものは人を元気にする、ということを実感したひと時でした。

また、ツアー中、築地のお店にいた地元のお客様が声をかけてくださったことがありました。ゲストにおつまみやお酒の飲み方を教えてくださり、ゲストと地元の方との交流を深めるお手伝いができた気持ちになって、嬉しく思いました。

今までご案内したゲストは、全体的に食べることが大好きで、ご自分でもお料理をされる方が多く、食に詳しい方が多い印象です。食以外にも物知りな方が多く、日本のことをよく調べていらして、さらにご自分の国についてもいろいろな事を教えてくださる方が多いと感じています。

Q.ガイドをやっていて、良かったと思うことはありますか?

おいしい笑顔、楽しい笑顔、未知のものに遭遇した時のびっくりした嬉しそうな笑顔など、たくさんの笑顔に出会えること。

ひとつのツアーが終わるごとに、世界が広がること。

日本人として恥ずかしくない人になろう!という気持ちになるところです。

Q.ガイドをする上で意識していることを教えてください

とにかく、ゲストが、楽しかった!参加してよかった!と思っていただけるように、ということを意識しています。毎回、自分もワクワクした気持ちをもってツアーに臨むようにしています。

Q.今後の目標は何ですか?

「10分に1回小笑い、60分に1回大爆笑!」これは、尊敬するガイドの先生が仰っていた言葉です。このように笑い溢れるツアーができるように頑張ります。

「おもてなし=“おもってなし”つまり相手の期待値を超えたサービスを提供する」この言葉も心に留め、相手の気持ちに寄り添うおもてなしの精神を忘れずに、思っていた以上に楽しかった!と感じでいだだけるツアーができるように、日々精進していきたいと思います。

Q.スタッフよりひとこと

日本での経験は、ガイドにとっては何十回のうちの一回かもしれないけれど、ゲストにとっては人生でたった一度のものかもしれません。そのことを毎回意識することは難しいけれど、ひとつひとつ新鮮な気持ちで、自分もわくわくした気持ちをもってご案内できたら、自分にとってもゲストにとっても、より特別なツアーになりそうです。
そんなヒントがいっぱい詰まったインタビューでした。

花岡さん、ご協力ありがとうございました。

ガイドさんインタビューはまだ続きます。
次回もどうぞ、お楽しみに!

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