JapanWonderGuideでは、専門分野に特化した研修を、特別講師をお招きして催行しています。研修を受講する前に講師の方々の魅力を知ってもらいたいと思い、研修講師にインタビューをして記事にしました。
第2回目は、11月12日(木)に開講される【書を捨て、劇場へ行こう 江戸から現代まで歌舞伎のいろは講座】の講師をつとめてくださる高山千香葉さんにお話をうかがいました。
高山 千香葉(たかやま ちかは)さん
幼少期からパフォーマンスの世界に魅せられ、高校で狂言同好会に所属。舞台監督と演出を務める。ジャズダンス歴十年。スペイン留学時代には地元の合唱団に入りカタルーニャ音楽堂で歌うなど、あらゆる舞台芸術に情熱を傾ける。びわ湖ホール舞台技術研修舞台機構コースほか、日本劇作家協会主催の戯曲セミナーにも参加。現在は早稲田大学の歌舞伎研究会に所属。
Q. 歌舞伎に目覚めたきっかけを教えて下さい
演劇の勉強をしていたときに参加した演劇セミナーで、歌舞伎がとても好きな人と出会って、その方に勧められたことがきっかけです。
はじめて観たのは【三人吉三】という作品でした。歌舞伎には硬い印象がありましたが、ミュージカルのようでのめり込んでしまったことを今でも覚えています。演劇をきっかけに観始めたこともあり、その後はスーパー歌舞伎などミュージカルに近いものに興味をもち、そちらの作品を中心に楽しんでいます。
Q. 歌舞伎のことを勉強するようになって変わったことはありますか
歌舞伎は江戸時代から続く伝統的なものですので、とにかく奥が深いなと思って歌舞伎に触れるようになりました。歌舞伎のことを勉強するに連れて、より知りたい気持ちが今でも増しています。私が歌舞伎に魅了されたきっかけは、新しいスタイルのものだったため、十人十色の歌舞伎への入り方があってもいいんだなと思っています。
Q. 印象に残っている歌舞伎の思い出はありますか
友人とご飯に行った後に歌舞伎を観に行こうと思っていたら、親しくしていた男性も歌舞伎に興味をもってくれて一緒に行くことになり、なんと初デートが歌舞伎デートになりました。その後、恋は成就して歌舞伎がきっかけで彼氏ができました(笑) ちなみに演目は【鰯売恋曳網】。ラブコメディなので、ぜひ旦那様や気になる方を誘って行ってみてください。
Q.どんな方にこの講座を受けていただきたいですか
歌舞伎について知らないし、とっつきにくいな~と思っている方に、特に参加していただきたいです。もちろん、歌舞伎をご存知な方も大歓迎です。歌舞伎を気軽に楽しめるような、歌舞伎仲間を増やす講座を目指しています。
Q.講座のおすすめポイント
基本的な歌舞伎の知識を網羅できるような講座になっています。
また、英語で案内するポイントや新しい歌舞伎の展開にもスポットを当てて紹介いたします。歌舞伎仲間をお待ちしております!
スタッフよりひとこと
終始にこやかにインタビューを受けてくださった高山さん。ご自身もスーパー歌舞伎というライトな歌舞伎をきっかけに歌舞伎を好きになったこともあり、たくさんの世代の方に歌舞伎を知ってもらいたいという熱い想いが伝わってきました。英語で案内するポイントも教えてくださるのはガイドさんにはとても参考になるのではと思います。
見逃し配信もあるため、開催日時に都合が合わない方もぜひご参加お待ちしております。
高山さん、ご協力ありがとうございました!
次回もどうぞ、お楽しみに!
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