日本が誇るスイーツと言えば和菓子ですよね。
今では多くの国で大人気の「MATCHA」や「MOCHI」から始まり、その奥深さに惹かれる外国人も多いです。和菓子は、四季折々を表すひとつの芸術品としても認められています。今回は、様々なシーンでおすすめできる和菓子をご紹介していきます!
その他、東京のおすすめレストラン情報も更新しています。
外国人ゲストに伝えたい和菓子の魅力
そもそも和菓子って?
和菓子は「日本が誇る伝統的なお菓子」ですが、奈良時代に持ち込まれた唐菓子や、室町時代に持ち込まれた南蛮菓子の影響を受けて、様々なカタチへと姿を変えて発展してきました。
そして鎌倉時代初期に喫茶が流行し、お茶とともに菓子を嗜む文化が生まれたことや、江戸時代に戦乱の世が幕を閉じ平和になったことで多くの和菓子屋が誕生し、一般庶民へと浸透していきました。今でも食べられる和菓子の多くは、この時代に生み出されたものと言えるでしょう。
今では手土産として、手軽にコンビニで手に入るおやつとしても、老若男女から愛され続けています。 プチ情報ですが、日本における和菓子年間購入量は金沢市、店舗数が多いのは京都市です!
餅とMOCHI
餅は日本最古の加工食品と言われており、稲作信仰の背景から縁起の良いものとされてきました。お正月にお餅をついて食べる伝統は、日本ならではの文化と言えます。
餅と同じくもち米を使用した餅菓子は日本に数えきれないほど存在しています。
一方で、海外で見られる「MOCHI」とは、「モチアイスクリーム」として認識されており、外国人が日本のスーパーで「モチプリーズ」と言ってスタッフが困惑してしまう事例も多々あるとか。
ツアー中に、日本にある様々な餅菓子を紹介してみると種類の豊富さに外国人ゲストも驚いてくれそうですね。
外国人にとってはチャレンジングな“あんこ”
日本人は慣れ親しんでいる“あんこ”ですが、外国人ゲスト(特に欧米人)は衝撃を受ける方も多いです。何故だかご存知でしょうか?
実は、色味がチョコレートに似ているので、そう思って口にする方が多いそうです。チョコレートだと思ったら何だかザラっとして豆が入っている。ビックリして苦手になってしまうのだとか。“栗あん”のようにマロンペーストに似たものだと親しみやすく、挑戦しやすいかもしれませんね。
四季と五感で感じる芸術品
和菓子は、日本特有の美しく豊かな四季を反映していることから五感の総合芸術と称され、創意工夫がなされてきました。
旬の食材を使用し、見るだけで季節の訪れを感じさせてくれる上生菓子や、桜餅・柏餅・葛饅頭など季節限定のもの、他にもおしるこ・月見団子や、ここ数年若者を中心に爆発的人気となったかき氷も当てはまります。ひと言で“和菓子”と言っても様々な種類があるのが特徴です。
外国人ゲストにおすすめの東京の和菓子店
挑戦しやすい人気のお菓子
いちご大福・団子・饅頭・たい焼き・お煎餅などは外国人の方にとても人気です。
築地でも苺大福を購入される外国人の方を多く見かけます。みたらし団子は、意外にもあの甘辛い醤油ソースが喜ばれるのだとか。
鈴懸 いちご大福/新宿伊勢丹店
福岡博多に本店がある「鈴懸」は、世代を問わず愛される名店です。可愛らしいミニどら焼きや最中・毎朝丁寧に作られる塩豆大福が有名ですが、冬季限定のいちご大福も絶品です。
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柳屋 たい焼き/人形町
創業大正5年、平日でも行列の絶えない老舗店です。上品な甘さの餡に外はパリッ、中はもちっとした皮の薄焼きたい焼きは、あっという間にお腹の中に納まってしまいます。
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お土産に最適な日持ちするお菓子
ぜひお土産に持って帰りたい、そんなリクエストにはかりんとう、芋けんぴ・ようかん・最中・カステラ・八つ橋などはいかがでしょうか。配りやすいものですと、金平糖や金太郎飴、落雁などは凝ったものも多いので、喜ばれそうですね。また、お煎餅から生まれた歌舞伎揚げやキャラクターを型どったベビーカステラなども人気です。
福砂屋 カステラ/目黒工場直営店
長崎生まれの福砂屋は創業してなんと400年弱、食べやすく2枚にカットされたキューブカステラはお土産にぴったりです。中目黒から徒歩で行ける工場直営店では、出来立ての良い香りが楽しめます。
金太郎飴本店 金太郎飴/三ノ輪
金太郎飴の発祥は江戸時代。当時人気だった物語、金太郎を使用したことからそのまま名前がつきました。見ただけで日本の雰囲気を伝えられる飴は、お土産に喜ばれること間違いなしです。
歌舞伎揚 かぶきあげTOKYO/新宿小田急百貨店
スーパーでも手に入るみんなのおやつ、歌舞伎揚。子供時代からあの甘辛い醤油味が好きだった方も多いのでは?日本以外では簡単に手に入らない、特別な歌舞伎揚をぜひお土産にすすめてみましょう。
その場ですぐに食べてほしい!
出来たばかりが1番美味しい、お店じゃないと食べられない味は日本へ訪れた旅行者の特権です。今川焼、どら焼き、あんころ餅、あんみつ、葛餅、わらび餅などは、ぜひ出来立てをすぐ食べてほしいですよね。
どら焼き 清寿軒 /人形町
溢れんばかりのあんこが目印の清寿軒は、江戸時代から続く名店です。ぎっしり詰まった上品なあんことしっとりした生地は、食べ終わった後の満足感が違います。小判・大判と大きさを選べるのも有難いところです。
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華やかな「映え」写真を撮るなら!
和と洋の融合、抹茶パフェなどもよいですが、練り切りの繊細さや、大きなかき氷もインパクトでは負けていません。また、抹茶やゴマに特化したショップも多くの外国人客で賑わっています。
かき氷 かき氷工房 雪菓/ 巣鴨
ここ数年で若者を中心に人気に火が付き、一気に進化したかき氷は見た目も華やか。富士山麗で作られる天然氷はふわふで口溶けも最高です。
抹茶専門店 THE MATCHA TOKYO/原宿
100%オーガニックの最高品質抹茶を使用した専門店、抹茶本来の風味をしっかり味わえます。店内ではイートインスペースもあり、カステラやアイスクリームも楽しめます。
胡麻専門店 GOMAYA KUKI /原宿
世界一濃厚な胡麻アイスを食べたいならこちら。パフェやドリンクもあり、店内のイートインスペースで楽しめます。
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困ったときは…
老舗和菓子屋さんに足を運べば、目移りするような繊細な和菓子達に出会えます。色んな種類を買いたい、日本で有名なお店を知りたいと言われた時は、大手百貨店に行けば多くの名店の中から気に入ったお店を選べます。
・日本橋三越本店
・新宿伊勢丹
以上、昔ながらの名店や、時代と共に進化していく日本の和菓子、外国人にすすめたくなるお店特集でした。日本が誇る、風情感じる和菓子の魅力を発信していきましょう!
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