2021年2月5日に合格発表が行われた2020年度全国通訳案内士試験。
受験者5,078名の内合格者はたったの489名。合格率はわずか9.6%でした。
そんな中、JapanWonderGuideの試験対策講座に参加されて合格した方は9名いらっしゃいました。
今回は、合格者の方々に合格までのプロセスや勉強法、これから受験する皆さんへ向けてのメッセージをいただきました。
北原さち さん
【プロフィール】
塾や英会話での指導、オーストラリア留学を経て、石川県金沢でガイドとして活動中。2021年全国通訳案内士試験に合格。次はスペイン語とフランス語での合格も目指して勉強中。趣味は語学と手芸。
受験のきっかけ
受験のきっかけは、将来通訳もできたらいいなという軽い気持ちでしたが、何年かやっているうちに前の職場を退職し、本気でガイドを目指すことになりました。その間、ボランティアガイドとしての活動も始め、そこでの経験も二次試験に活かすことができました。
使った教材や役に立った勉強法
使った教材はたくさんありますが、特に『通訳案内士試験直前対策』(語研)、『日本的事象英文説明300選』(ハローアカデミー)、『全国通訳案内士試験英語二次口述パーフェクト対策』(DHC)の3つはCDを聞きながら何度も音読しました。また、行き詰ったら外に出て、散歩しながらプレゼンの練習をしました。
JWGの試験対策講座の感想
JWGの講座は一次試験が終わってすぐ8月後半から毎週参加しました。
一人ひとりが話す時間を大事にしたテンポのよいレッスンで、何度も実践練習をしながら徐々にコツを掴んでいくことができました。他の受講生からも色んな地域の話が聞けました。
一番つらかったこと
あがり症がひどくて、話そうとすればするほど頭が真っ白になることでした。
やっと二次まで来たのだからどうしても受かりたいという気持ちが余計に自分を追い込んでいたのだと思います。直前には、もうどうにもならないし、やれるたけやってダメならしょうがないと開き直り、緊張しながらも堂々と話せるようになりました。
どんなガイドになりたいか
長い戦いだったので、合格した時はとても晴れやかな気持ちでした。これでやっと堂々とガイドができます。
私が住んでいる金沢には歴史、アート、食べ物など色んな魅力があります。それぞれのゲストに合った楽しみ方を提案できるように、柔軟なガイドになりたいです。
これから受験する皆さんへ
ガイド試験の勉強をしていると色々な発見があります。
これから受験される方は、まずは興味のある分野から楽しみながら続けていくとよいと思います。応援しています。
Hさん 60代男性
受験のきっかけ
定年後のセカンドキャリアのために受験しました。
使った教材や役に立った勉強法
特に二次試験については
①過去問を複数回解き、不明点の確認を実施
②通訳案内士試験直前対策 植田一三他編著
③日本事象ESDIC280
で勉強をしました。
オンライン英会話(DMM)、ESDIC280シャドウイング・音読を繰り返し行いました。
JWGの試験対策講座の感想
澤田先生・Suus先生レッスンを1回、さらに澤田先生の個人レッスンを受けて弱点や課題が判明したため直前対策ができました。
一番つらかったこと
1回、二次試験を落ちたことです。
どんなガイドになりたいか
自分を活かせるガイドになりたいです。
これから受験する皆さんへ
年配の方の受験においては、人生経験が活かせられる部分と記憶力の低下による英語のアウトプットにおける難と両面があると思います。
具体的には二次試験における慣れない用語の説明においての定義やコンセプトのおおづかみの確認と英語でのアウトプット訓練が必要となり、これには意外に時間がかかるので早めに対策をうつ必要があると感じました。
日頃、中高年になると「あれっ、あれっ?、それっ・・・」等の日本語においても固有名詞を中心に言葉に出てこなくなり、指示語が多くなる(泣)ので、ましてや慣れない旅行関連の事を英語で行うには知識→英語アウトプットの訓練ステップが必要と思われます。
2020年度はコロナのおかげで自由な時間があったので助かりましたが、何らかの形での時間を捻出する事が肝要かと思います。
2名の合格者さん、本当に合格おめでとうございます!
資格を活かして、ぜひ現場でもどんどん活躍していただきたいですね。
私たちJapanWonderGuideは現場に出られてからも全力で応援させていただきます。
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