ちょっと時間が空きましたが、この3回では、ガイドが持つべき『愛』について語ってきました。
ココからは、その愛をどう相手に届けるか、という部分の話です。
思いを相手に届ける力。
そう、それが一番ガイドに必要な能力、『コミュニケーション力』です。
コミュニケーション力とは?
私も、改めてコミュニケーション力ってなんだろう?って考えてみました。
まずはWikipediaから。
コミュニケーション能力(コミュニケーションのうりょく、communication ability)とは、一般的に「他者とコミュニケーションを上手に図ることができる能力」を意味する。
じゃあ、コミュニケーションは?
コミュニケーション(英: communication)もしくは通信(つうしん)、交流(こうりゅう)とは、
とのこと。
ふむふむ。
私は、こう思います。
コミュニケーションは、
『空気を読んで、それに合わせて、様々な手段で相手と思いや考えをやり取りすること』
だと!!
大事なのは、
①空気を読んで
②いろんな手段で
③思いや考えをやりとりする
という部分です。
軽く見てみましょう。
要素① 空気を読む?
空気ってなんでしょう。
(上の人にとっては、なくてはならないものですが。。)
コミュニケーションにおいては、『自分と相手の周りにただよう雰囲気』、でしょうか。
『一気に自分の空気にする』、とか『場の空気を持っていく』とか言いますね。
自分がやりやすい(自分の意見が伝わりやすい)雰囲気に持ち込む、という事です。
自分と相手の間に流れている雰囲気を瞬時に察知する能力も、大きなコミュニケーション力です。
街人道8話でもありましたが、とにかくゲストを見て、感じることです。
まずは、目から。
『目は口ほどに物を言う』のです。
まっすぐにゲストを見て、その人が何を思っているのか、察知する能力が大事です。
要素② 様々な手段で?
自分の思いの伝え方も、人によって色々違います。
目で語る人もいれば、身振り手振りで伝える人、フリップでわかりやすく伝える人、等、いくらでも方法はあります。
正解は一つではありません。
時と場合に応じた自分なりの方法を見つけ、実行する。
そして、ゲストの反応を見て、改善していくと、素晴らしい経験値が身に着くと思います。
それこそが、自分の武器になっていくのです!
要素③ 思いや考えをやり取りする?
この部分で一番大事なのは、”やり取りする”の部分。
一方的に思いや考えを伝えるのは、独りよがりで、コミュニケーションではありません。
“やり取り”ですから、自分の事を伝え、相手の事を理解するのです。
『相互理解』
これこそが、コミュニケーションの基本だと思います。
何を理解しあうのか?
それが、お互いの『同じ(似てる)ところ』と、『違うところ』だと思います。
これが私が思う、コミュニケーション。
それを使う能力を、コミュニケーション力と仮定し、
次回より、コミュニケーション力向上のために私が取り組んでいることや、私がお会いしてきた多くの通訳ガイドさんがやっている方法をお伝えしていきます!!
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