「ゲストをご案内して、日本の魅力に触れていただく」
通訳案内士/通訳ガイドとしてのお仕事は、やりがいがありますよね。
皆さんにとって、この世界に飛び込むきっかけとなった理由を考えたとき、何を思い浮かべるでしょうか。
これから通訳案内士/通訳ガイドになろうとしている方にもぜひ読んでいただきたいです。
始まりは人それぞれ
通訳ガイドとしてお仕事をされているすべての方に、それぞれ異なった物語があります。
今お仕事をされている皆さんの中には、ずっとガイドになることを目指していた方もいれば、全く想像すらしていなかった方もいることでしょう。
周りの方々がなぜこの道を選んだのかを知れば、きっと共感できるのではないでしょうか。
今回は通訳案内士/通訳ガイドを志した理由として多くよせられた、8つのきっかけをご紹介します!
8つのきっかけ
①外国人へ恩返しがしたい
現地ガイドに案内してもらって旅が有意義になり、自分も日本のことをガイドしてみたいと思った。
若いときヒッチハイクで半年旅行した時、現地の人に随分助けて頂いたので今度はその恩返しをしたい。
旅行が好きで現地の方に親切にしていただき、自分も日本を訪れる方に喜んでもらいたいと思った。
海外旅行経験が多い通訳案内士/通訳ガイドの皆さん。
やはり、旅先で親切にされた思い出というのは記憶に残りますよね。
受けた親切を忘れず、今度は自分が歓迎する立場にたっているというのは、とても素敵なことです。
②キャリアを活かせる
3年前に定年退職し、これまでの経験を活かせる場かも知れないと思った。
前職で世界中を巡ってきて、日本の観光地の抱える課題について何か出来ることがあるのではないかと考えるようになった。
セカンドキャリアとして、通訳案内士/通訳ガイドを志す方も少なくありません。
経験豊富なガイドであれば、ゲストも安心してツアーに参加できるでしょう。
また、仕事柄自己の裁量が大きいため、培ってきたものを存分に活かせる環境といえます。
③日本の良さを伝えたい
外国人に日本を紹介する仕事そのものをやりたかった。
伝統文化、美しい風景、生活習慣、現代の日本を誇りをもって海外の方々にご紹介したいと思った。
直接外国人ゲストと交流をもつガイドは、「民間外交官」とよく呼ばれます。
初めて来日されたゲストの場合、見所が分からず迷ってしまうことが多いもの。
そんなとき、日本文化に精通したガイドは心強い味方となります。
日本に対する愛情も、好印象を与えるのではないでしょうか。
④ガイドボランティアの経験
ボランティアでの経験から、自分に向いていると思った。
学生時代のボランティアガイド活動がすごく楽しくやりがいを感じた。
きっかけとして、ボランティアを挙げる方も多くいらっしゃいました。
通訳案内士/通訳ガイドと聞くと敷居が高く感じてしまいますが、入り口として、どのような職業なのか、適性があるのかを見極めるのにボランティアは最適なのかもしれません。
⑤先輩の影響
前職で通訳ガイドさん達の活躍を見て、憧れていました。
先輩が同窓会イベントでガイド業を語ってくれた。
通訳ガイドをしていて、キラキラと輝いてる人を見て憧れた方も多いです。
様々な業種にいえることですが、実際の現場で起こった話、生の声というのはとても貴重。目標とする先輩の存在は、きっと自身が成長していく上で励みにもなるでしょう。
⑥周りのすすめ
ガイドである主人にすすめられた。
信頼してる友達に、性格的に通訳ガイドとかあってるんじゃない?と言われたことがあった。
周りにいる身近な人にすすめられたケースも少なくはありません。
自分の能力って意外と気が付きにくいですよね。
実際にガイド業界に飛び込んでみて、それを実感する機会も訪れたのではないでしょうか。
周囲で向いていそうな方がいたら、声をかけてみてもいいかもしれませんね。
⑦語学を活かせる
フランス語を生かした仕事をしたかった。
英語が好きだから、資格を取って自信をもって働きたかった。
外国人ゲストをご案内するにあたっても、やはり言語の壁はついてまわります。
そんなとき、活かせる語学があるというのはとても心強いもの。
存分に発揮していきましょう!
⑧人との関わりが好き
色々な国、人種の人達と会える楽しみを見出した。
色々な文化、国の人たちとコミュニケーションを取りたかった。
外国人と楽しくお話しするのが好き、自分自身も旅行が好きだから。
語学力やコミュニケーション能力など、数多くのスキルが求められるガイド業ですが、最も重要な素質とは「人が好きであること」なのではないでしょうか。
国や人種は違えど同じ人間同士、ガイドの思いはきっとゲストへ伝わります。
交流を通じてゲストとガイド、両者が幸せになれたら理想的ですよね。
番外編
他にも、
・日本について知りたいから。
・試験に合格したから。せっかくだからと受けた研修を通じて目的意識が芽生えたと思う。
などのお声がありました。
資格取得が当初の目的だったとしても、気持ちを変化させてしまう魅力がガイド業にはあるのではないでしょうか。またガイドとして成長していく過程で、日本について学んでいけるのも、この職業ならではのメリットといえるでしょう。
おわりに
通訳案内士/通訳ガイド業界は、さまざまなバックグラウンドを持った方々であふれています。
機会があれば、この道を選んだきっかけについて話し初心に戻ってみてはいかがでしょうか。
きっと共感する部分や、学べるところがあるはず。
しかし出発点は違えど、「ゲストに日本を知ってもらい、楽しんでいただく」との目的は皆同じです。
お互いを知り、高めあっていけるよう共有していきましょう!
コメント