TOEICや英検などの資格試験で「長文読解が苦手」と悩んでいませんか?
本記事では、そういった悩みを持つ方に向けて、以下の内容を解説します。
- 英語の長文読解につまずく3つの理由
- 英語の長文読解2つのコツ
- 英語の長文読解におすすめの参考書4冊
記事を最後までチェックすれば、長文読解を攻略するために何をすれば良いのかが明確になりますよ。
3分でサクッと読めるので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
【この記事を書いているのは…】
凡人
Webライター/ブロガー 高校時代の海外旅行がきっかけで英語に興味を持つ。大学時代には10ヵ国を旅し、TOEIC870点を取得。6年間の英語講師経験あり。現在は英語特化型のWebライターとして活動中。自身でもWebメディア「#オンライン英会話のある生活」(https://bonjinblog.com/)の運営を行っている。
Twitter:https://twitter.com/bonjineikaiwa
英語の長文読解につまずく3つの理由
英語の長文読解につまずく理由は以下の3つです。
- 語彙力が足りていないから
- 英文を前から読めていないから
- 情報を頭の中にストックできていないから
それぞれ詳しく見ていきましょう。
語彙力が足りていないから
長文読解で最も重要なのが語彙力です。そもそも単語の意味が分からなければどんなテクニックを使おうとも長文は読めません。
一方で語彙力さえあれば、他のテクニックがなくても文章の大まかな意味は予測できるようになります。
長文を読んでいて「知らない単語ばかりだ」と感じる方は、まずはその試験専門の単語帳を使って語彙力を高めましょう。
英文を前から読めていないから
日本語と英語では、語順が逆です。よって日本語のように英文を読もうとすれば、英文を後ろから訳さなければなりません。
しかし長文読解を攻略するには、英文を後ろからではなく前から読まなければなりません。なぜなら英文を後ろから読むと、時間がかかってしまうからです。
確かに英文を後ろから訳せば、正しく正確に英文を読解できると思いがちですが、しかし資格試験には時間制限があるので、必ずどこかで時間切れになってしまいます。
英文を前から読んでいるのか後ろから読んでいるのか、一度確認してみてください。
情報を頭の中にストックできていないから
長文読解では「ここは答えのカギになりそうだな」という箇所や「設問の内容」を頭の中にストックした状態で長文を読み進めなければなりません。
頭の中にこれらの情報をストックできなければ、何度も何度も設問と長文を行ったり来たりしなければならず、時間のロスにつながります。
英語の長文読解2つのコツ
英語の長文読解のコツは以下の2つです。
- スラッシュリーディングを行う
- 時間を計って問題を解く
それぞれ詳しく見ていきましょう。
スラッシュリーディングを行う
文章を前から読めず、後ろから訳してしまう方におすすめの勉強方法がスラッシュリーディングです。
スラッシュリーディングでは、英文を意味のまとまりごとに区切って読み進めます。そうすることで英文を前から読めるようになります。
スラッシュリーディングでは、まず最初に長文にスラッシュ「/」を引いてから長文問題を解き始めましょう。これを繰り返すことで、次第にスラッシュなしでも前から英文を読めるようになります。
例:
Sapporo is known as the largest city in Hokkaido with a population of about 2 million people. While it plays a role as a political and economic center, it also boasts a range of tourist attractions and popular spots which attract people from around the world. Sapporo Clock Tower is an iconic landmark with 130 years of history which is designated as a National Important Cultural Property.
これをスラッシュリーディングしてみると…
Sapporo is known(札幌は知られている)/ as the largest city in Hokkaido(北海道の最大の都市として)/ with a population of about 2 million people.(約人口200万人の)
While it plays a role(役割を果たしている一方)/ as a political and economic center(政治や経済の中心として)/, it also boasts(誇っている)/ a range of tourist attractions(様々な観光スポットや)/ and popular spots(人気スポット)/ which attract people(人々を惹きつけている)/ from around the world.(世界中の)
Sapporo Clock Tower is an iconic landmark(札幌市時計台は象徴的な建物だ)/ with 130 years of history(130年の歴史をもつ) /which is designated (登録されている)/as a National Important Cultural Property.(国の重要文化財として)
意味のまとまりごとにスラッシュで区切ってみると、後ろから前に読まなくても、意味をくみ取りながら読み進めていくことができます。
時間を計って問題を解く
長文読解を攻略するためには、時間を計って問題を解きましょう。そうすることで、文章を早く読もうとするクセが付き、時間内に問題を解き終えられるようになります。
時間を計らずに問題を解いて、いくら問題に正解できても意味がありません。
英語の長文読解におすすめの参考書4冊
英語の長文読解におすすめの参考書は以下の4冊です。
- 入門英文解釈の技術70
- 大学入試 世界一わかりやすい 英文読解の特別講座
- ポレポレ英文読解プロセス50
- 英文「超」精読――ほんとうの意味がわかる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
入門英文解釈の技術70
「入門英文解釈の技術70」は、大学受験のための参考書です。 英文を読解するためのテクニックが70個紹介されています。
本書を読んで長文を読むのと読まずに長文を読むのとでは、見える世界が全然違います。大学受験以外の目的で英語を学ぶ方にもおすすめです。
価格:1,430円
大学入試 世界一わかりやすい 英文読解の特別講座
「大学入試 世界一わかりやすい 英文読解の特別講座」は、大学受験のための参考書です。英文を読み解くために必要な文法や構文を51のテーマで解説しています。
著者はスタディサプリの講師としてもおなじみの関正生先生です。
価格:1,650円
ポレポレ英文読解プロセス50
「ポレポレ英文読解プロセス50」は、なぜそうなるのかのプロセスを重要視した問題演習書です。
10日間ほどで解けるようになっているので、英語を学び直したい方にもおすすめです。
価格:833円
英文「超」精読――ほんとうの意味がわかる
「英文「超」精読――ほんとうの意味がわかる」は、文の構造を把握する力をつけるための参考書です。
英文を何となくで読み進めてしまっている方にはおすすめです。
価格:2,970円
まとめ
英語の長文読解について解説しました。本記事で解説したつまずく理由を理解し、コツを実践すれば必ず長文読解は伸びます。
早速本日の英語学習から、本記事で解説したことを試してみてください。
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