新潟駅周辺1日観光!通訳案内士のためのガイド行程

新潟1日観光通訳案内士のためのガイド行程 通訳ガイドスキルアップ

「新潟」と聞いても外国人ゲストが訪れるイメージはあまりないと思う方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
実は新潟は外国人向けの情報サイト「Gaijin Pot」で2018年に『外国人目線で選んだ国内観光地トップ10』で1位に選ばれたことがあるんです!
理由として、自然あふれた環境で「大地の芸術祭」や「フジロックフェスティバル」が開催されること、日本らしい観光資源である山や海岸線、米、酒、温泉が楽しめることが挙げられます。
今回は新潟の中でも一番の中心地である「新潟駅周辺」のおすすめ観光コースを通訳案内士/通訳ガイドさんのためにご紹介します。

移動はバスで

新潟観光の移動の拠点としても使われる新潟駅ですが、この周辺だけでも新潟を満喫できるスポットがたくさんあります。

新潟駅周辺はバスが発達しているため、周辺の観光スポットにもバスで行くことができます
発車間隔は路線によっても異なりますが、一番使う頻度の高い路線である「新潟駅前⇔古町」間では5~10分程度の間隔で運行されています。
他の路線でも約15~40分間隔で運行されていますが、利用する際は時刻表を調べておくようにしましょう。

路線バス | 新潟交通

また、新潟市内の観光スポットを巡る「観光循環バス」もあり、1日大人500円で乗り放題券が買えるため、こちらの利用をおすすめします。
しかし、一方向のバスとなっていて一周約1時間かかるので要注意です。

1日乗車券は新潟駅の新潟交通案内所にて購入できます。
※今回ご紹介するコースではこちらの観光循環バスは利用せず、紹介のみとします。

【観光循環バス・1日乗車券料金】
大人:500円
子ども:250円
9:30発-17:00発(30分間隔で運行)
冬季減便 10:00発-16:00発

営業所・窓口一覧 | 新潟交通

9:00-9:40 新潟駅からスタート!朝食に「へぎそば」を堪能

新潟名物へぎそばの写真

新潟に来たら是非食べてほしいのが「へぎそば」。
へぎそばとは、つなぎに布海苔(ふのり)という海藻を使った蕎麦を、ヘギといわれる器に盛り付けた蕎麦のことです。
そばは緑がかっており、一般のそばよりコシが強いことが特徴です。
新潟駅内にへぎそばの人気店があるので、まずはさっぱりとしたそばで朝を迎えましょう。

越後長岡 小嶋屋 新潟CoCoLo新潟店
【営業時間】9:00-22:00
【定休日】無休

10:15-12:15 新潟名物「笹団子」作り体験

新潟名物笹団子

新潟駅万代口バスターミナルより路線バス「C7柳都大橋線 入船営業所行」に乗車し約12分。
「湊町通二ノ町」で下車し、徒歩7分のところにある「田中屋本店みなと工房店」が次の目的地です。

こちらでは笹団子作りが体験できます。
新潟土産として有名な笹団子はよもぎ団子を笹に包んで蒸したもので、新潟県を代表する和菓子です。
ゲストも地方ならではの和菓子に喜んでくれるのではないでしょうか。
コースにもよりますが、所要時間は1~2時間ですので、ぜひ時間があれば笹団子作りを体験してみてはいかがでしょうか。

田中屋本店 みなと工房店
【営業時間】9:00-18:00(団子作り体験は要予約)
【定休日】年中無休

12:45-12:45 万代シティ散策&ランチ

田中屋本店みなと工房店から先程使ったバス停「湊町通二ノ町」に戻り、「C7柳都大橋線 新潟駅前行」のバスに乗車。約8分で「万代シティ」に到着します。

万代シティは新潟で最も賑わうショッピング街であり、様々なイベントも行われる新潟市でも中心的なエリアです。
このエリアの中心に万代シテイバスセンターがあり、こちらは新潟市内や県外など、様々な便が発着する新潟県のハブターミナルとなっています。
路線バスを使うならここを拠点と考えると良いでしょう。
様々なお店が集まるこのエリアでランチをとることをお勧めします。
ランチのおすすめは2つ。

焼きそばにミートソース!?B級グルメ「イタリアン」

新潟県民に長年愛される「イタリアン」。
こちら、名前は「イタリアン」ですが、焼きそばにミートソースをかけた新潟では有名なB級グルメです。
味もバリエーションがあり、カレーやホワイトソースをかけたものもあります。
通常のイタリアンで350円と安く、美味しいので是非試してみてはいかがでしょうか。

みかづき 万代店
【営業時間】10:00-20:00
【定休日】1月1日

そば屋なのにカレーの方が有名「バスセンターカレー」

万代シティバスセンターのそば屋が出しているカレー「バスセンターカレー」。
こちらは「アメトーーーク!」という番組で紹介されて大人気になりました。
黄色がかったカレーがどこか懐かしさを感じさせ、後味に来るぴりっとした辛さが病みつきになります。
お昼どきになると行列ができますが、回転は早いです。
立ち食いスタイルは、まさに駅やバスターミナルにあるそば屋そのもの。
値段はミニカレー380円、普通カレー470円、大盛カレー550円です。
ミニカレーで通常女性ならお腹一杯に。
県民だけでなく、県外の人からも愛される人気の味を堪能してみてはいかがでしょうか。

名物 万代そば
【営業時間】8:00-19:00
【定休日】1月1日、2日

13:30-16:45 古町散策から白山神社へ

越後を代表する偉人「良寛像」とその後ろには古町のアーケード商店街

次の目的地は「古町」です。
万代シティから路線バス「B1萬代橋ライン 青山行」に乗って約6分。「古町」というバス停で降ります。

昔と今が混在する「古町」

古町はかつて「日本三大芸妓の街」の一つとして繁栄した場所ですが、現在はおしゃれなカフェや雑貨店なども多く、昔と今が混在したエリアとなっています。
古町は1番町から12番町まで商店街が続いており、エリアごとにお店や建物の種類も異なります。
ゲストを案内するのであれば、5・6番町、8・9番町を散策することをおすすめします。
5番町と6番町にはマンガの家やドカベンロードがあるため、新潟出身の漫画家の世界を感じられる通りとなっています。
また、8番町と9番町には花街風情が色濃く残っており、芸妓さんが活躍しているお店があります。

新潟のパワースポット「白山神社」

古町商店街を南へ向かって散策しながら、徒歩約10~15分ほどで見えてくるのは新潟の総鎮守「白山神社」。
こちらの境内には18もの神様が祀られていて、「白山神社ではどんな願い事も叶う」とされています。
中でも主祭神は女性の神様で、菊理媛「くくりひめ」という名前です。
この神様は夫婦の神様がケンカをした際に糸を「くくる」ように仲をとりもったと言われているため、こちらの神社は縁結びにご利益があるとされています。
同じ敷地内に広くてきれいな県民憩いの場「白山公園」がありますので、もし時間が余ればこちらでゆっくり休憩するのはいかがでしょうか。

17:30-19:00 旬鮮市場「ピアBandai」にて夕食

外国人の好きな寿司

白山神社から徒歩約5分で着くバス停「市役所前」から「B13萬代橋ライン 新潟駅前行」に乗り、約11分乗車し「万代シティ」で乗り換え。
「E20空港・松浜線 松浜行」に乗り、6分後バス停「万国橋」で下車し徒歩1分。

到着するのは新潟の食の発信基地「ピアBandai」。
こちらは鮮魚センターやお土産屋、飲食店やイベントスペースをあわせ持つ観光拠点施設です。
新潟中の美味しいものが大集結しているため、お土産をこちらで購入するのがおすすめです。

また、ピアBandaiに来たら味わってほしいお店が「廻転寿司弁慶 新潟ピア万代店」。
日本海の新鮮なネタをお手頃価格で堪能でき、新潟でも特に大人気のお店です。
ピーク時間には行列ができてしまうので、少し早めに行きましょう。

廻転寿司弁慶 新潟ピア万代店
【営業時間】10:30-21:00
【定休日】水曜(祝日の場合は翌日)

19:30- 最後の目的地!日本酒を堪能「ぽんしゅ館」

ピアBandaiで寿司を堪能し、お土産を買ったら、新潟駅に戻りましょう。
バス停「万国橋」から「E31河渡線 新潟駅前行」に乗り、約10分で「新潟駅前」に到着。

最後に立ち寄るのは駅内にある「ぽんしゅ館 利き酒番所」。
こちらは新潟にある全酒造の日本酒を利き酒できるスポットです。
500円で5枚のコインとおちょこを受け取り、飲みたい酒造の機械にコインを入れると1杯分の利き酒ができます。
なかなか手に入らない酒造のお酒も楽しめるため、日本酒好きのゲストをご案内すると喜んでくれることでしょう。

ぽんしゅ館 利き酒番所
【営業時間】9:00-20:30(チケット購入は20:15)
【定休日】年中無休

最後に

新潟駅の写真

1日で新潟駅周辺を満喫するルートをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したルートは1日で満喫できるように行程を組んだため、何度もバスに乗りました。
ゆったり回る方が好みであれば、いくつか訪問するスポットを外しても良いでしょう。
また、今回ご紹介したスポット以外にも、

様々なスポットがありますので、ゲストの好みに合わせて行程を組みましょう。
ぜひ、通訳案内士/通訳ガイドの皆さんもお気に入りの新潟スポットを見つけて、ゲストに紹介してみましょう!

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