通訳案内士/通訳ガイドの皆さんは、北海道を旅したことはありますか?
年間5,000万人を超える観光客が訪れており、国外からの注目度も年々高まっています。
他の地域でゲストをご案内中でも、北海道について尋ねられることがあるかもしれません。
そんなときに自信をもってお答えできるよう、見所を学んでおきましょう!
魅力度ランキング日本一!憧れの北海道
東京都のおよそ40倍、広大な面積を誇る北海道には数え切れないほどの観光スポットが点在しています。また、毎年発表される都道府県魅力度ランキングにおいて、長年不動の1位を維持しており、観光地としての素晴らしさに疑いの余地はありません。
しかしその広大さゆえに、事前の旅行計画がとても重要です。
今回は北海道の中でも、特に外国人観光客が多く訪れる札幌近郊エリア、通称「道央」の観光地をご紹介します。
レンタカーの手配について
北海道旅行と耳にすると、車での移動を想像される方も多いのではないでしょうか。
実際のところ、札幌市内〜近郊については公共交通機関が発達しているため、必ずしもレンタカーを手配する必要はありません。
ただし郊外へ足を伸ばす場合は別で、ゲストの行きたい場所によっては、空港でレンタカーを借りるのがスムーズだとお伝えしておきましょう。
札幌市内・近郊
一大都市圏を形成している札幌では、自然と人工物の調和が美しいスポットが多数存在します。それぞれの位置も近く、アクセスの良さも魅力でしょう。
大通公園
札幌市民に愛されている、全国的に有名な公園です。
札幌雪まつりをはじめ季節の催しが数多く開催されており、イベントスケジュールの確認方法など、あわせてご説明してあげるとゲストに喜ばれるでしょう。
大通公園 公式サイト
【営業時間・定休日】なし
【アクセス】地下鉄「大通駅」下車すぐ
白い恋人パーク
北海道土産として有名な、「白い恋人」の製造過程を見学できる施設です。
園内には訪れた方々を楽しませる工夫が多くあり、ご家族で訪れても安心です。
限定品も販売されており、見逃さないようお伝えすると良いかもしれません。
白い恋人パーク 公式サイト
【営業時間・定休日】9:00-18:00 ※冬季変更になる可能性あり
【入場料】大人1名1,500円 ※有料エリア利用時のみ
【アクセス】地下鉄「宮の沢駅」徒歩約7分
藻岩山
国内でも有数の、100万ドルともいわれる美しい夜景をみることができます。
ロープウェイにて山頂へ上がれば、そこから見た景色は忘れられないものとなるでしょう。
日没から約30分間、「トワイライトタイム」と呼ばれる時間帯の訪問がおすすめです。
藻岩山 公式サイト
【営業時間・定休日】季節による。4月~10月 10:30-22:00
【入場料】ロープウェイ往復 大人名1,800円
【アクセス】市電停留所「ロープウェイ入り口」より無料シャトルバスで約5分
札幌市時計台
いわずと知れた、札幌のシンボルと呼べる時計台です。
撮影スポットとして連日沢山の観光客が訪れており、ゲストにおすすめする際には、ぜひ素敵な写真が撮れるよと教えてあげましょう。大通公園のすぐ近くです。
札幌市時計台 公式サイト
【営業時間・定休日】8:45-17:00 年末年始定休
【入場料】大人一名200円
【アクセス】JR「札幌駅」南口より徒歩約10分
札幌ビール博物館
ビールが愛されているのは万国共通、お酒好きのゲストへご紹介するのにもってこいです。
併設されている札幌ビール園の有料ツアーへ参加すると、ここでしか味わえない限定ビールの試飲もできます。
札幌ビール博物館 公式サイト
【営業時間・定休日】11:00-20:00 年末年始定休
【アクセス】JR函館本線「苗穂駅」下車後徒歩約8分
羊ヶ丘展望台
「少年よ大志を抱け」、この格言で有名なクラーク博士の像がある展望台です。
市街地のビルをバックに羊たちが放牧されている風景は、他では見られないものでしょう。
また、園内のレストランでいただく名物「ジンギスカン」もおすすめです。
羊ヶ丘展望台 公式サイト
【営業時間・定休日】季節による。7月~8月 8:30-19:00
【アクセス】バス停「さっぽろ羊ヶ丘展望台」下車すぐ
小樽運河
開拓時代の名残を残す、風光明美な運河です。
そのものの美しさも魅力ですが、北一硝子や小樽オルゴール堂など、見所あるスポットがたくさん徒歩圏内にあるというのは、ゲストに喜ばれるポイントではないでしょうか。
小樽運河 公式サイト
【営業時間・定休日】なし
【アクセス】札幌よりJR快速にて約30分、高速道路利用にて約50分
まだまだある!道央エリアおススメスポット
札幌から少し足を伸ばすと、ほぼ手付かずといってもよい大自然が広がっています。
それぞれ距離は離れていますが、時間をかけて訪れる価値のある場所ばかりです。
羊蹄山 倶知安町など
その山容の美しさから、「蝦夷富士」と呼ばれ親しまれてきた活火山です。
もちろん登山も楽しめますが、特にニセコアンヌプリ国際スキー場、標高1000mにある展望台からの眺めは一見の価値ありです。
冬季にはウィンタースポーツの聖地として、世界中から観光客が訪れています。
羊蹄山 公式サイト
【営業時間・定休日】なし
【アクセス】札幌から高速道路利用で約2時間
洞爺湖 洞爺湖町
かつて「洞爺湖サミット」が開催されたことでも有名な湖です。
その透明度もさることながら、湖の中心に大きな山が浮かんでいるようにも見える、カルデラ湖としての地形に特徴があります。
心が癒されると評判なので、ぜひ早朝の湖畔散歩をおすすめしてみてください。
洞爺湖 公式サイト
【営業時間・定休日】なし
【アクセス】札幌から高速道路利用で約2時間10分
地獄谷 登別町
「地獄谷」と名付けられた理由は、訪れればすぐにお分かりいただけるでしょう。
常に地面から激しく蒸気が噴き出しており、遠くからでも熱さを感じるほど。
それほど火山活動が活発なだけあって、近くには泉質の豊富さから「温泉のデパート」の異名をもつ登別温泉があります。
温泉好きのゲストには最適です。
地獄谷 公式サイト
【営業時間・定休日】なし
【アクセス】高速道路利用で約2時間
神威岬 積丹町
山々の美しさが魅力的な北海道ですが、海もそれに引けを取りません。
神威岬の位置している積丹半島周辺の海は、「積丹ブルー」と呼ばれており、高い透明度とその青々しさは必見です。
日帰りの旅行先としてもおすすめできます。
神威岬 公式サイト
【営業時間・定休日】季節による。8~10月 8:00-17:30
【アクセス】札幌より高速道路利用で約2時間半
ウポポイ(民族共生象徴空間) 白老町
北海道地方の先住民である、「アイヌ民族」の生活・文化を体験できる施設です。
文化を絶やすことがないよう、日々努力が続けられています。
北海道史を語るうえでアイヌ民族の存在は欠かせないものなので、歴史好きのゲストにはうってつけの施設でしょう。
ウポポイ(民族共生象徴空間) 公式サイト
【営業時間・定休日】*2020年5月29日オープン予定
【アクセス】札幌より高速道路利用で約65分
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回紹介したのはほんの一部で、他にも素晴らしい観光スポットがまだまだ沢山あります。
季節の移ろいが美しい土地なので、時期を変えて何度でも訪れる方が多いのも特徴です。
また「札幌ラーメン」や「ザンギ」など、食の王国と呼ばれるほどグルメも充実しています。
観光地としてまだまだ伸びしろのある北海道、ぜひ一緒に魅力を発信していきましょう!
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