前のブログから時間が空いてしまいました。
ゲストにとっての夏休みは、我々にとっては仕事時ですね。
さて、久しぶりで緊張しますが、書いてみます。
今回は、ゲストに出会う前で最も大事な部分です。
事前準備、さぁ何をする?
ゲストから依頼を受け、行く場所も決まりました。
やることは、事前準備です。
とにかく大事な事前準備、プレゼンの良し悪しはアイデアと事前準備で決まる、と言われます。
事前準備があった上で、本番に臨めば、鬼に金棒でしょう!!
私の場合はコース作りをする時に考えますが、
事前準備でやることは、以下の3つです。
①旅程を机上で組み立てる。
②実際に行って確かめる。
③ゲストに合わせられる幅を持つ。
です。
ひとつずつ見ていきましょう。
①旅程を机上で組み立てる
まずは、ゲストの希望と時間に合わせ、旅程を組み立てます。
築地と浅草を4時間で見たい、日本の伝統文化に興味がある、寿司も天ぷらも食べてみたい…等々、ゲストからの要望は多様です。
私の経験と知識に加え、インターネット・本・雑誌等を駆使し、まずは白地図に情報を書き込んでいきます。
その中でゲストにウケそうなコンテンツをピックアップして、サンプルルートを作ります。
その時に大事なのが、“何を見てもらい、何を感じて楽しんでもらいたいのか”です。
これは元コンサルタントの弊社代表佐々木から学ぶことの一つですね!
ゲストからの要望に関して、まず目標を設定してからコースを組んだ方が、
首尾一貫した、素敵なコースになると思います。
その上で、ランチはこうしよう、何曜日はこの店は休みだからちょっと変える、雨が降ったらどうする、トイレ休憩はココ、等とオプションも想定して、ざっと終了です。
②実際に行って確かめる。
勝手知ったる場所ならまだしも、そんなに詳しくない場所なら、必ず下見をした方がいいでしょう。
歩いてみると、毎回新しい発見があります。
実は凄く素敵なおばちゃんがいたり、薦めようと思ったお店が閉まってたり、食べてみたらご飯にゲストの苦手な物が入ってたり、等々。
現場はいつも変化しています。
忙しいと、知っている場所に行ってみる事の大事さを忘れがちですが、現場で得た生の情報ほど強い物はありません。
私たちのポリシーとして、自分の経験してない事は、なるべく薦めないようにしています。
逆に言うと、自分が経験してよかった場所・事を薦めるようにしています。
行って感じた事が一番信頼できるからです。全てを自分で体験するのは難しいので、ネタは共有するのですが。
③ゲストに合わせられる幅を持つ
自分では完璧だ、これでゲストが楽しんでくれる、と思った旅程でも、何が起こるかわかりません。
会った瞬間に、ゲストがそこはもう行ったから別の所に行きたいと言ったり、天気が大雨で歩くことが適わなかったり、実際はアクシデントだらけです。
①②の段階において、ゲストに合わせられる幅を持っておくことはとても大事だと思います。
非常事態をシュミレーションしておけると、ある程度は余裕を持って対応できますよね。
題名に、昔流行った本のタイトルみたいな事を書いてしまいましたが、とても重要だと思います。
実際、私の知り合いの素晴らしいガイドの皆さまは、必ず事前準備を怠りません。
時には、わざわざ京都や金沢まで出張して現場を確認したりしているのです。
ガイドの皆さまには、いつも勉強させていただいております。
私も日々勉強。頑張ります!!

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