ご無沙汰しております。
あっという間にもうすぐ1年の半分が過ぎますね。
気を引き締めて頑張らねば!!と思います。
さて、前回はゲストへの愛をお伝えしました。(1月末でしたか。。。)
今回は、ガイドする場所への愛について書いてみます。
自分が行く場所への愛を持ったガイドさんは少ない!
今まで80人近くのガイドさんを見ていて思う事が、
ゲストへの愛は目一杯!な方は少なくないけども、
場所への愛を強く持った人は少ない、と思います。
例えば、築地でも浅草でも、ガイドが100%ゲストばかりを見ていると、
街の人々はどう思うでしょうか。
挨拶もなく、試食を食べるだけ食べ、店の物を説明し、
他のお客さんの邪魔になっているガイドさんは、『あんた誰?』となるでしょう。
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(怒りの雷が落ちかねません!!)
ガイドとしては、店や人、受け入れる側の街にもっと目を向けてほしい!と思います。
では何から始めるといいのでしょうか。
まずは好きになる事!
弊社で定期的に実施するガイドさんとのワークショップの中で考える議題の一つに、
【自分がゲストなら、どんなガイドさんに案内してほしいか?】があります。
ちょっと考えてみて下さい。
私も第一話で書いてましたね。
その中の一つにありますが、
『その場所が好きで、その場所の人たちと全員顔見知り』な人に案内してほしいと思いますよね。
(他国だと、騙されて怖い時もありますが笑)
そこに到達するためにやること、まずは『好きになる事』!だと思います。
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ゲストに紹介する商品であれば、出来る限り使ってみる、食べてみる。
下見の際に、出来る限り紹介する店との人間関係を作っておく。
というのは、非常に大事ですよね。
Googleでは代替できない部分だな、とも思います。
ガイドさんによっては、
毎回築地に行くたびに、最低一店舗買い物をして開拓している、という方もいらっしゃいます。
その積み重ねが、街とガイドの距離を確実に近づける事でしょう。
また、魚が全く嫌いだったという築地のスーパーガイドさんもいらっしゃいます。
努力で克服し、今では誰よりも熱く語っています。
ガイドは、街の営業マンである!!
自分が開拓して、好きになった場所にゲストを連れていく時には、好きなものをゲストにちゃんと紹介してあげましょう。
自分も既に体験して、良さはわかっているはず。
自分の思いも載せて紹介してあげると、説得力も増しますよね。
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良さを押し付ける必要はありません。
ニュートラルな立場で、私はこれが好きなんだよね~、と紹介すると、
ゲストもお店の方も悪い気はしません。むしろありがたい。
まさにお店の営業マンですね。
ガイドはお店の営業マン、そして、街の営業マンたるべきだと思います!!
その際には、他のお客様に迷惑をかけないよう、熱の入りすぎにご注意を!
街のおかげで生きている!
最後にお伝えしたいのは、
ガイド業は、そこに歩いていて面白い街があるからこそ成り立つのだ、ということ。
その街を面白く見せてあげるのがガイドです。
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そこで働く人々・暮らす人々・街へのリスペクトを常に忘れず、
街や店、人々の発展を願いながら、いつもお邪魔します!の精神で行きましょう。私がゲストから褒められて嬉しい言葉の一つに、
“みんな知り合いで、その人の地元を案内してもらっているようだった!”があります。
街の人と一体となったガイドは最強です!
コチラから一歩踏み出して、繋がりを作りに行ってみましょう。
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