初対面の相手に会ったとき、最初に行うのが自己紹介です。しかし一言で自己紹介と言っても、その方法や使用する表現は、シチュエーションによって異なります。
その場に適さない自己紹介をしてしまうと、相手に失礼だと思われてしまったり、相手に変な印象を与えてしまうことも。
そこで本記事では、英語の自己紹介について、シチュエーション別に紹介します。今回紹介する自己紹介のシチュエーションは以下の3つです。
- カジュアルな場面
- パーティなどで相手に声をかける場合
- ビジネスシーン
本記事を最後までチェックすれば、英語での自己紹介に関することが一通り分かります。英語での自己紹介に少しでも興味関心がある方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
【この記事を書いているのは…】
凡人
Webライター/ブロガー 高校時代の海外旅行がきっかけで英語に興味を持つ。大学時代には10ヵ国を旅し、TOEIC870点を取得。6年間の英語講師経験あり。現在は英語特化型のWebライターとして活動中。自身でもWebメディア「#オンライン英会話のある生活」(https://bonjinblog.com/)の運営を行っている。
Twitter:https://twitter.com/bonjineikaiwa
カジュアルな自己紹介で使える英語表現
まずはカジュアルな場面での自己紹介で使える英語表現を4つ紹介します。
下の名前で自己紹介
カジュアルな場面では、必ずしもフルネームを名乗る必要はありません。下の名前だけで自己紹介をするケースもよくあります。
Hi. I’m Ken. (やあ、私はケンです。)
日本人の名前は、海外の人にとっては聞きなれず、言いにくかったり、覚えにくい場合があります。
その時は、
Hi, I’m Taihei. Please call me Tai.
(こんにちは、タイヘイです。私のことはタイと呼んでください)
というといいでしょう。
出身地や今住んでいるところを紹介
名前だけの自己紹介は素っ気無いので、名前以外の情報も一緒に付け加えてあげましょう。
以下は出身地や今住んでいるところを紹介する英文です。
I’m from Tokyo.
(私は東京出身です。)
東京のように確実に外国人に伝わる地名であればいいですが、そうでない場合は以下の表現がおすすめです。
I’m from Aomori, the north part of Japan.
(私は青森出身です。青森は日本の北の方にあります。)
また出身と今住んでいるところが異なる場合は、以下の表現がおすすめです。
I’m from Miyagi but I live in Tokyo now.
(私は宮城出身ですが今は東京に住んでいます。)
趣味などを話す
出身地や住んでいる場所を伝えた後は、もう少しプライベートな内容を紹介します。相手との共通の話題も見つけやすくおすすめなのが、趣味に関する話です。
I like watching Netflix in my free time.
(私の趣味はネットフリックスを見ることです。)
例えば上記の文章だと「どんなジャンルを見るの?」「最近人気の〇〇は見た?」と話が膨らみやすいです。
「よろしくね」を英語で
自己紹介の最後は“Nice to meet you.”(よろしくね。)で締めましょう。
“Nice to meet you.”は最初に言う言葉と思っている方が多いですが、実際は締めの言葉として使われることの方が多いので覚えておいてください。
ここまで紹介した自己紹介で使えるフレーズを使いながら、会話の例文をみてみましょう。
Hi, I’m Taihei. Please call me Tai.
(こんにちは、タイヘイです。私のことはタイと呼んでください)
Hey Tai, I’m Ken. Where are you from?
(やあタイ、私はケンです。どこ出身ですか?)
I’m from Miyagi but I live in Tokyo now.
(私は宮城出身ですが今は東京に住んでいます。)
I love Miyagi! Sendai is one of my favorite cities in Japan.
(宮城は大好きですよ!仙台は好きな街のひとつです。)
What do you do in your free time?
(時間があるとき、何をしていますか?)
I like watching Netflix in my free time.
(私の趣味はネットフリックスを見ることです。)
Have you seen the new episode of “Stranger Things” then?
(ストレンジャーシングスの最新話を見ましたか?)
I actually haven’t! Is it good?
(実はまだ観てないんです!面白いですか?)
Yeah it’s good! You should watch it soon!
(面白いですよ!早く観るべきです!)
Okay, I’m heading home now. Nice to meet you!
(じゃあ、今から家に帰ります。よろしくね!)
パーティーなどで声をかけて自己紹介する場合
パーティなどで相手に声をかけて自己紹介をする場合は、まず以下のようなフレーズを使います。
Hi! I’m ○○. What’s your name?
(やあ!私は○○です。あなたの名前は?)
Hi there! I don’t think we’ve met before. I’m ○○.
(こんにちは!初めてお会いしますね。私は○○です。)
上記のようなフレーズを使った後、前の項目で紹介したような自己紹介をしましょう。
Hi there! I don’t think we’ve met before. I’m Jun.
(こんにちは。初めてお会いしますよね。私はジュンです。)
Hi, I’m Yuko. Do you live around here?
(どうも、わたしはユウコです。この辺に住んでいるの?)
Yes, I live next door. Nice to meet you!
(はい、隣に住んでいます。よろしく!)
ビジネスで使える自己紹介
続いてビジネスシーンで使える自己紹介について紹介します。
ビジネスシーンでは、自分の担当業務や担当部署を相手に伝えなければなりません。よって以下のような表現を使いましょう。
I’m in charge of 〇〇.(私は〇〇を担当しています。)
I work in the marketing department.(私はマーケティング部門で働いています。)
Hi, I’m Erika. I’ve been working in the marketing department since 2014. I’m in charge of this project.
(こんにちは、私はエリカです。マーケテイング部門で2014年から働いています。このプロジェクトを担当しています。)
日本人がやりがちなNG自己紹介
最後に日本人がやりがちなNG自己紹介を紹介します。
日本では習ったかもしれませんが、実際の英会話では避けた方が無難です。
定型文で答える
例えば、以下のような回答です。
I’m fine thank you, and you?
“How are you?”と聞かれたときの回答例としてよく挙げられますが、自然な英語ではありません。”I’m good.“や”How are you?“で返すと自然です。
▼自然な英語の挨拶を学ぶ
フルネームで答える
日本人の名前は、なかなか聞き取れないことが多いので、ファーストネームだけで答える方がベターでしょう。
「会社員です」と答える
日本人同士の自己紹介ではよく「会社員です」と答えることがありますが、英語で自己紹介する場合は、どんな仕事をしているのか、もう少し具体的に答えるようにしましょう。
「会社員です」を直訳した”I’m an office worker.”では、ネイティブにはあまり伝わりません。
ちなみに「サラリーマン(salaryman)」は和製英語ですので、注意しましょう!
仕事を聞かれたときの具体的な回答例:
I work in sales. (営業で働いています。)
I’m an accountant. (私は経理です。)
I’m an office administrator. (私は事務です。)
あとがき
英語での自己紹介に使えるフレーズを紹介しました。今回紹介したフレーズを、早速自己紹介で使ってみてください。
いつもよりもスムーズに英語で自己紹介ができるようになるはずです。
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