現役通訳案内士・ガイドさんに聞いた、おすすめバイブル本~宗教・語学・外国から見た日本編~

現役通訳案内士・ガイドさんに聞いた 通訳ガイドスキルアップ

現役通訳案内士・ガイドさんに聞いたおすすめ本シリーズ第3弾です!
(おすすめ本を紹介している、過去記事一覧はこちらから)

今回は、「宗教」、「語学」、「外国からみた日本」の3つのテーマでご紹介します。
様々なジャンルの本に触れることで、さらに幅広く厚みのある知識とトピックネタを身につけることができそうです。

現役通訳案内士・ガイドさんに聞いた、おすすめバイブル本13選!
通訳案内士/通訳ガイドにおすすめのバイブル本を聞いてみました。通訳案内士試験対策に役立つ本、ツアーで使いたい日本の知識など、日々の情報収集に使える本などをご紹介します。本を読んで、おうち時間を有効に使いましょう。

宗教

『カラー版 イチから知りたい! 神道の本』 三橋 健

神道やその歴史、神社の仕組み、神道の祭り、しきたり等についてをカラー写真やイラストでわかりやすく示した、神道学者による入門書です。

教典がなく開祖もいない日本古来の宗教である、神道。
日本人の考え方や文化の成り立ちに深くかかわる神道を学ぶ入り口として、おすすめの1冊。

『日本の神様のすべて』 ムック

「なぜ日本には八百万の神々がいるのか?」

なぜ企業が神社をまつるのか?世界に名だたる企業がまつっている神様・神社も写真つきで紹介されています。
第四章の日本の祟り神では、戦後日本に進駐したGHQを、平将門公の首塚が恐れさせたエピソードも掲載。
ゲストを神社に案内するときのネタづくりに役立つかもしれません。

『仏教とキリスト教―どう違うか50のQ&A』 ひろ さちや

仏教哲学者であり、宗教評論家の著者が、仏教とキリスト教を違いをQ&Aでわかりやすく説明した本です。

キリスト教からの外国人観光客をお寺に案内する時のネタづくりに役立つのではないでしょうか。
『仏教と神道』、『キリスト教とイスラム教』もシリーズで出ているのであわせて読むのもおすすめです。

『鎌倉国宝館直伝!仏教のキホン』

タイトル通り鎌倉国宝館による、仏像、技法、拝観ポイントなどの解説です。

鎌倉にある仏像を中心に説明されています。
鎌倉国宝館窓口で購入できるほか、鎌倉市のホームページから郵送の注文可能です。
仏像入門としておすすめです。

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語学

日々英語のさらなる研鑚や、他の言語も同時に学んで通訳案内士・ガイドさんとしての幅を広げようとチャレンジされている方も多いのではないでしょうか。

言語学習の一助になりそうな書籍のご紹介です。

『日本人の英語』 マーク・ピーターセン

1988年発売以来、80刷以上されているベストセラーです。

日本人が間違いやすい冠詞・関係詞・前置詞などについて、英語話者の視点から日本語で書かれた本。
どのような論理や感覚が英語を支えているのかを知ることで、英語という言語への理解度がさらに深まります。
続編、実践編もありますので、あわせてどうぞ。

『パザパ 話せて書けるフランス語入門 PAS À PAS Méthode de Français』 三修社

コミュニケーション能力育成と文法知識獲得を目的とした教科書。

大学の授業で使われるものであるため、日本語での文法解説はありますが練習問題の解答がついていない点は注意が必要です。
出版元の三修社のページにて、音声のダウンロード・ストリーミング再生可能。
準拠CDも別途購入できます。

『NHK テレビ Trad Japan』 NHK出版

2011年4月~2012年3月に放送された、NHK教育テレビ「トラッドジャパン」のテキストです。

「日本について英語で語ろう。同時に日本を再発見しよう。」をテーマに、海外にはない日本独特の文化や習慣について、どのように英語で発信するかを学ぶことができます。

現在は休刊で公式サイトでもバックナンバーの販売もされていないようですが、中古で入手可能なものもあります。

『CD付 インド英語のツボ ―必ず聞き取れる5つのコツ― 』 榎木薗 鉄也

インド英語を聞き取るコツをつかみたい人のための1冊。

シーン別トークでインド英語の音のルールを理解しながら、インドの文化についても学べます。
出版元はアルク、CD1枚付き。

自宅で英会話!家にいながら外国人と交流する方法
英語をあまり使えないために、語学力が落ちてしまうのは不安!という方のために、自宅で気軽に外国人と交流できる方法をご紹介します。

外国人からみた日本

ツアーでゲストをご案内中、日本について思いもよらない質問がきて、面食らったことはありませんか?

日本にくる外国人観光客がどんなところに疑問をもつのか、それに対してどのように答えるとわかりやすいのかを知っておけば、しっかりと落ち着いて対応できそうですよね。
日本について外国人がもつ疑問と、それに対する回答例等についての書籍をご紹介します。

外国人ならではの疑問から、新たな日本を知ることができるかもしれません。

『フランス人が日本人に聞く100の質問』 中井 珠子他

1984年初版発行。
フランス人が知りたがる日本についての質問100を、日本語とフランス語で掲載。

英語では同種の本がいくつか出ているものの、フランス語のものとなると貴重かもしれません。

『スペイン人が日本人によく聞く100の質問』 原 誠、小池 和良

こちらもレアなスペイン語版。
日本の教育、食事、伝統などについて日本語・スペイン語対訳の対話形式掲載されています。

すでに絶版となっていますが中古で入手可能な場合もあるようです。

『英語で答えるニッポンの不思議―外国人の50の「なぜ?」をデイビッド・セインが解明!』 デイビッド セイン

実際に外国人からあつめた質問に、わかりやすい簡単な英語でこたえるQ&Aが掲載されています。

米国生まれ、在日歴30年以上(出版当初は約20年)の著者が、外国人に聞かれやすい質問に対しネイティブの視点から納得できる回答をのせています。

『聞かれて困る外国人のWhy』 松本 美江

『英語で日本紹介ハンドブック 』や『英語でガイドする日本』の著者であり、外国人観光客を案内する現役ガイドによる本書。

多くのゲストを案内してきた経験に基づいて、外国人観光客によく聞かれる質問とその答え方について書かれています。

いかがでしたか?
お気に入りの1冊との出会いにお役に立てれば幸いです。

現役通訳案内士・ガイドさんに聞いた!おすすめバイブル本10選/日本文化編
通訳案内士/通訳ガイドのみなさんは日本にきた外国人観光客を案内するとき、「もっと日本文化について知っておけばよかった」「もっと知識を深めて、しっかり説明できるようになりたい」と思ったことはありませんか?今回は現役通訳案内士・ガイドさんのおすすめ本、日本文化編をご紹介します。

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