旅を仕事に!観光業のお仕事10選〜仕事内容や平均年収などを徹底解説〜

通訳ガイドを目指す

旅行が好きな方であれば一度は旅を仕事にしてみたいと思ったことはあるのではないでしょうか。今回は観光業に携わる仕事の具体的な仕事内容や平均年収、どんな人に向いているのか、持っていた方が良い資格やスキルについて徹底解説します。ぜひ仕事選びの参考にしてみてください。

この記事を書いているのは…】
Minami
学生時代に留学や周遊旅行を経験し、旅に関する仕事がしたいと総合旅行業務取扱管理者の資格を取得。新卒で旅行会社へ就職し、現在はWEBライターとして活動中。

ツアーガイド/ツアーコンダクター

まず旅行の仕事として一番に思い浮かぶのが「ツアーガイド/ツアーコンダクター」ではないでしょうか。まずツアーガイドは旅行者に観光地の特色や歴史などを説明し、案内をする(ガイドをする)仕事です。そしてツアーコンダクターは旅行会社のツアーに同行し、スケジュール管理や旅行の手続きをする仕事です。

ツアーガイドやツアーコンダクターは旅行の参加者全員に気配りをする必要があります。また旅先での急なトラブルにも臨機応変に対応できる対応能力も必要です。ツアーは朝から夜にかけてと勤務時間が長いツアーも多く、体力に自信がある人に向いています。

資格:国内旅程管理主任者資格・総合旅程管理主任者資格

平均収入:340万円~390万円

ツアープランナー

旅行のプランを作り、手配をする「ツアープランナー」。個々のお客様に合わせたプランを作成し手配をするパターン、すべての行程が含まれたパッケージツアーを作成するパターンの2種類あります。最適な行程、プランを考えることは簡単なことではありません。知識や経験が必要な職業でもあります。

旅が好きなことは大前提として、利用されるお客様を想定しプランを作成するので人を喜ばせることが好きな人に向いています。また計画性が高い方にもおすすめです。

資格:国内旅行業務取扱管理者・総合旅行業務取扱管理者

平均収入:420万円~460万円

ランドオペレーター

旅行サービス手配業の1つで、旅行会社から依頼を受け、運送手段や宿泊地の手配・予約を行う「ランドオペレーター」。国内だけでなく、海外から訪れる訪日観光客の予約をする会社もランドオペレーターに含まれます。

ランドオペレーターにとって手配ミスは命取り。細かいチェックなども苦に感じず、そつなくこなせる人に向いています。実際に海外に住み、日本人観光客のための予約手配を行う場合もありますので、語学に堪能な方におすすめです。

資格:旅行業務取扱管理者・旅行サービス手配業務取扱管理者」のいずれかが必須

平均収入:約300万円~400万円

カウンターセールス

旅行会社の相談窓口でお客様の要望をお伺いし、旅行を提案する「カウンターセールス」。取扱う商品は海外旅行や国内旅行、JR券や航空券など幅広くあります。

カウンターセールスは旅行の知識や接客マナーはもちろん、コミュニケーション能力が高い人に向いています。

資格:国内旅行業務取扱管理者・総合旅行業務取扱管理者

平均年収:360万円 

全国通訳案内士(訪日外国人向けツアーガイド)

訪日外国人観光客向けのツアーガイド「全国通訳案内士」。法改正により無資格でも訪日外国人向けツアーガイドであればなることができますが、通訳案内士を名乗れるのは国家資格を取得している人のみです。

語学力や日本に関する知識はもちろん、旅行客をまとめる必要もありますので、リーダーシップがある方に向いています。また旅行を楽しんでもらいたいというおもてなしの心コミュニケーション能力は必要不可欠です。

日本の魅力を海外に伝えたい!という想いがある方にぴったりの仕事です。

資格:全国通訳案内士(通訳案内士を名乗るには必須)

平均年収:382万円

ホテルコンシェルジュ

ホテルに滞在するお客様が快適に過ごすために、さまざまな要望に応える「ホテルコンシェルジュ」。ホテルの施設案内をはじめ、周辺の観光案内、レストランの代行予約やタクシーやバスなどの交通手配など幅広くお客様の要望に沿ったサービスをします。

ホテルには日本人だけでなく、海外から訪れる方も多いため、コミュニケーションを取る上で最低限のビジネス英語のスキルが必要です。またお客様の質問に対応するため周辺観光地やホテルの知識に長けている必要があり、収集能力に長けている方に向いています。

資格:ホテルビジネス実務検定・ホテルマネジメント検定

​​平均年収:368万円

ホテルフロントスタッフ

主にホテルのフロントでお客様の対応をする「ホテルフロントスタッフ」。チェックインからチェックアウトまでの予約管理、受付、案内、会計のすべてを担う仕事です。

ホテルの顔として、お客様がまず初めに会話をするのがホテルフロントスタッフです。そのため人と接する仕事が好きな人やコミュニケーション力のある方が向いています。ホテルコンシェルジュ同様、海外からのお客様も多いため英語力も必要です。

資格:ホテル実務技能認定試験・ホテルビジネス実務検定

平均収入:約308万円

キャビンアテンダント

飛行機内で搭乗者の対応をする「キャビンアテンダント」。主な仕事は食事の提供や免税店の販売などの「機内サービス業務」と離着陸前の安全確認や急病人への救急対応の「保安業務」の2つです。

機内では日本語だけでなく、英語でのアナウンスや接客対応が必要なため、英会話力を求められる場面が多く、応募の時点でTOEICの点数を条件として明示しています。また何時間も機内を歩くため体力が必要です。国際線であれば時差や気温差も生じるため、体調管理がしっかりできるかも大きなポイント。また突然生じるハプニングに対応する対応力や判断力に長けている方に向いています。

資格:TOEIC・TOEFL(応募条件の点数は航空会社によって異なる)

平均年収:539万

グラウンドスタッフ

空港での搭乗者の接客業務を担当する「グランドスタッフ」。チェックインカウンターでの荷物の預かりや搭乗の手続き、搭乗ゲートでの搭乗案内をします。

キャビンアテンダントと同様、グランドスタッフも英会話力を求められる場面が多く、応募条件にTOEICの点数を明示しています。勤務は早朝から深夜までの不規則なシフト勤務な上、空港内を駆け回ることも多いため体力に自信がある方、接客業でもあるためコミュニケーション能力の高い方に向いています。

資格:TOEIC・TOEFL(応募条件の点数は航空会社によって異なる)

平均収入:約334万

観光局スタッフ(JNTO)

日本へのインバウンド・ツーリズム(外国人の訪日旅行)を推進する日本で唯一の公的専門機関で働く「観光局スタッフ」(JNTO)。Japan National Tourism Organizationの略で、世界各地に海外事務所を持ち、訪日外国人旅行者誘致のためのプロモーションやマーケティングを行っています。

基本的には海外の方との取引きとなるためビジネスレベル以上の語学力が必要です。担当する国の言語と英語はもちろん、その国の歴史や文化についても知識を備えておく必要があります。語学力に自信がある方、日本の魅力を海外へ伝える仕事がしたい方に向いているでしょう。

資格:TOEIC・TOEFL

平均年収:695万円

いかがでしたか?今回は旅を仕事にしたい人に必見!観光業のお仕事について解説しました。就職や転職を検討している方はぜひ参考にして、あなたにピッタリの職業を見つけてみてください。

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