英語で「芸者」どうやって説明する?

英語で日本文化を説明する

芸者は日本の伝統的な文化です。日本を訪れる外国人の中には、芸者について詳しく知りたい方もいるでしょう。そこで今回は、芸者について英語で説明する際に使える表現をまとめました。

英語の記事はこちら:

What is a Geisha? History of Geisha and Where they are Today
The distinct white makeup, elegant kimonos, and elaborate ha...

この記事を書いているのは…】
凡人
Webライター/ブロガー 高校時代の海外旅行がきっかけで英語に興味を持つ。大学時代には10ヵ国を旅し、TOEIC870点を取得。6年間の英語講師経験あり。現在は英語特化型のWebライターとして活動中。自身でもWebメディア「#オンライン英会話のある生活」(https://bonjinblog.com/)の運営を行っている。
Twitter:https://twitter.com/bonjineikaiwa

「芸者」を英語で説明しよう

「芸者」を英語で説明する際に使う英語表現をまとめました。

The word geisha comes from the Japanese word “gei,” meaning art, and “sha,” denoting person. 

芸者という言葉は、芸術を意味する日本語の「芸」と人を意味する「者」に由来します。

Geisha are artisans and purveyors of traditional Japanese culture.

芸者は日本文化の伝統的な職業の一つです。

A Geiko is a woman invited to a banquet at a ryotei (Japanese-style restaurant) or ryokan (Japanese-style inn) and entertains guests with shamisen, songs, and dances.

料亭や旅館などの宴席の場に招かれ、三味線や唄、舞などを披露し客をもてなす女性のことを意味します。

There are two leading roles of geiko. The “Tachigata” specializes in dance, while the “Jigata” specializes in music.

芸妓には主に2種類の役割があります。舞踊を専門に担当する「立方(たちがた)」と音楽を専門に担当する「地方(ぢがた)」です。

The world where these people work is called the Karyu-kai, and the town they operate in is called hanamachi.

この人たちが働く世界のことを花柳界(かりゅうかい)、活動する町のことを花街(はなまち)といいます。

「舞妓」を英語で説明しよう

芸妓と混同されやすい舞妓を説明する際に使う英語表現をまとめました。

It takes about five years of training to become a geiko. Girls in this apprenticeship period are called maiko.

芸妓になるためには約5年ほどの修行が必要です。その見習い期間にある女性のことを舞妓と呼びます。

The term varies depending on the region. In Kyoto, the term maiko is changed from maiko to geiko, and in Eastern Japan like Tokyo, it is changed from hangyoku to geisha.

地方によりその呼び方は変わります。京都では舞妓から芸妓へ、関東では半玉から芸者へ変わります。

There is an age limit of 15 to 20 years old to become a maiko.

舞妓になれるのは15~20歳までと、年齢に制限があります。

There is no examination to become a geiko. Instead, a ceremony called “Erigae” is held.

芸妓になるための試験などはありません。「衿替」と呼ばれる儀式を行います。

芸者の歴史を英語で説明しよう

芸者の歴史を英語で説明する際に使う英語表現をまとめました。

The first geishas appeared in the 13th century and were originally men known as taikomochi.

最初の芸者は13世紀に登場し、もともとは太鼓持ちと呼ばれる男性でした。

By the 16th century, they became more akin to storytellers focusing on creating conversation and inciting humor.

芸者は16世紀までに、会話とユーモアに重点を置いた語り部に似たものになりました。

Around the 17th century, women started becoming geisha, and by the 1750s, women geishas began to outnumber men.

17世紀頃に女性が芸者になり始め、1750年代までに女性の芸者が男性を上回り始めました。

芸者の衣装を説明しよう

芸者の衣装を英語で説明する際に使う英語表現をまとめました。

化粧

The makeup of geisha seems simple; but it’s hard to perfect and time-consuming. 

芸者のメイクはシンプルに見えますが、実はとても工程が多く完成までに時間がかかります。

Makeup is applied before getting dressed to avoid dirtying the kimono.

着物を汚さないよう、着付けの前にお化粧をします。

The white face and neck are covered in a white powder base paste called oshiroi.

白い顔と首は、おしろいと呼ばれる白い粉で覆われています。

The patterns we see on the back of the neck forming a W or V shape left unwhitened accentuate this traditionally erotic area. 

首の後ろに見えるW字やV字の模様は、白抜きの状態で、伝統的に妖艶なうなじを強調するものです。 

The iconic hairstyles of geisha are intricate and take many hours to style.

芸者の象徴的なヘアスタイルは非常に複雑で、スタイリングに何時間もかかります。

While geisha are allowed to use wigs, maiko must use their hair and style it according to their level.

芸妓はかつらの使用が認められていますが、舞妓は自分の髪を使用してスタイリングする必要があります。

They aren’t able to wash their hair for a week and sleep on special pillows to maintain their hairstyle. After styling their hair, they’ll usually add some ornaments called kanzashi to complete the look. 

彼女たちは1週間髪を洗えず、髪型を保つために特別な枕で寝ます。髪型を整えた後はかんざしと呼ばれる飾りをつけて、セットが完成します。

着物

The kimono worn by geiko is simple. A kimono in a subdued color is fastened with an obi belt attached in a basic way.

芸妓が着る着物はシンプルです。落ち着いた色の着物を基本的な締め方をした帯で締めます。

On the other hand, a maiko wears a gorgeous kimono. They wear brightly colored kimonos and a distinctive obi called a “darari obi” and walk around wearing “pokkuri,” about 10 cm high.

一方、舞妓が着る着物は華やかです。明るい色の着物を着て「だらり帯」と呼ばれる特徴的な帯の締め方をし、高さ10㎝ほどある「ぽっくり」を履いて歩きます。

まとめ

芸者について英語で説明する際に使える表現を紹介しました。外国人に芸者について説明をする機会がある際は、ぜひ本記事で紹介した英語表現を使ってみてください。

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