概要
東日本大震災から12年が経過し、双葉町で、やっと昨年8月に一部帰還困難区域が解除され、人が住むことができるようになったように、福島県沿岸地域ではインフラ等ハード面での復旧は進みつつありますが、原子力災害の影響で、未だにふるさとから離れた地域で暮らすことを余儀なくされている方が多いのも事実です。さらに、避難による人口減少や地域の分断などにより、地域そのものを維持することが困難な状況が続いています。
他方、福島沿岸地域住民はふるさとへの愛着が強く、地域再生に対して強い思いをもち、住民主体の取り組みも増えつつあります。
原子力災害により全住民が避難を余儀なくされた状態から地域再生を目指していくことは、世界でも類がなく、その経験を世界中の人々に対して発信し、観光的価値として創出していくことは、福島県沿岸部の再生において重要なテーマでもあります。
ノットワールドでは、2018年より福島沿岸部を訪問するツアーを催行してきて、国内外多くの方にご参加いただきました。
現地を見た感じ方・捉え方は人それぞれですが、現地を見て考えていただくきっかけを提供することに意味があると考えています。
これまで、酪農家さんや花卉農家さん、当時住んでいた語り部さん等、多くの方の声に触れる機会を持つ中で、新しい気付きがゲストにもガイドの方にもあったように思います。
この度、また違った視点で当時の災害を振り返るべく、ガイドをしていく上でも多面的な見方を身に付けておくべく、普段のツアーで訪れる場所とは違う場所を中心としたガイドの方向けの研修を兼ねた特別ツアーを企画いたしました。
ぜひ、福島の沿岸部をガイドしてみたいと考えている方を中心にご参加いただければと思います。
こんな方に参加いただきたい
・今後、福島沿岸地域において東日本大震災の教訓や現地の魅力を外国人に伝えていきたいと考えている、英語が話せる関東圏在住の方
・首都圏やその他地域にて通訳ガイド・通訳案内士としてご活躍されていて、福島沿岸地域の状況や取組みに興味関心のある方
※本特別ツアーでは、東京発着で福島県沿岸部を案内していただく通訳ガイドの方に多面的な理解を促進していただくことを主な目的としています。応募者多数の場合は、これまでのガイドの経験や福島沿岸部におけるガイド意欲・ガイド実績を元に参加者を決定させていただきます。
※通常催行しているツアーとは異なる場所を訪問するため、このツアーに参加したことにより、福島沿岸部訪問ツアーのガイドの仕事をお約束するものではございません
※英語力アップを目的としたツアーではなく、ツアーは日本語で催行します
当日の流れ(現時点(2023.8.2)版 たたき台)
<2023年9月28日(木)>
07:50 東京駅集合
08:00 東京駅出発
11:30 ランチ@さくらモール富岡 ランチ
13:00 福島第二原子力発電所見学
16:00
16:30 J village着
17:30 終了
18:00 夕食:自由時間 (J-village泊)
<2023年9月29日(金)>
09:00 J village出発 富岡町・大熊町 車窓見学
10:00 中間貯蔵工事情報センター:中間貯蔵施設見学
11:30
12:00 ランチ@道の駅なみえ
14:00 J village 講演会
講演①:福島第一原子力発電所 当直長(当時) 伊沢郁夫氏
講演②:福島第二原子力発電所 当直長(当時) 鍛冶田氏
16:00 J village 発
19:30~20:00 東京駅 解散
参加費
22,000円<税込>
・含まれるもの:宿泊費(1泊2食付き)、バス代(東京⇔福島沿岸部)
・含まれないもの:集合/解散場所までの交通費、研修中移動のための電車代、昼食代、その他個人的な出費
※お支払い方法は、別途ご連絡します
※KNOTTERの方は30%オフで参加いただけます
募集人数
最大20名
(ガイド資格の有無は問いません)
※申込み者数が多い場合は、選考の上参加者を決定させていただきます
※最少催行人数は10名となります。
キャンセルポリシー
キャンセルは原則お受けできません。
やむを得ず出席できない場合は、早急にご連絡ください。
お申し込み
締切り:2023年8月25日(金)
(※身分証明書等の情報を提出いただく必要がありますので、時間に余裕をもってお申込みいただければと思います。)
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