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12月大寒号の答え

京都・嵐山にある紅葉で有名な寺はどれでしょう?
正解は ①

ガイドの皆様には易し過ぎましたか?

常寂光寺
永観堂
南禅寺
圓光寺

今回のクイズは、京都の紅葉から。2021年の京都の紅葉見頃のピークは、11月4週目~5週目あたりだった模様です。イチョウやモミジが色づいてくると胸がときめきますが、あっという間に終わってしまう紅葉のはかなさを味わうのも、日本らしい趣がありますね。今回はせっかくなので、写真で京都の紅葉名所を巡ってみましょう。早く紅葉スポットにゲストをお連れすることができますように、と願いを込めて。

常寂光寺

常寂光寺

正解はこちら!山門から仁王門までの参道を覆い尽くす散り紅葉は圧巻

嵐山の奥、小倉山の山腹に位置する「塀のない寺」常寂光寺。1596年、安土桃山時代に創建されました。寺号の由来は、山の中腹にあるため、光が寂しい風情から。嵐山駅から徒歩15分、竹林の小径からは徒歩5分のこの古刹は、初夏の「青もみじ」と並んで、紅葉の絶景で知られています。境内には約200本のカエデが植えられており、山門から仁王門までの参道、そして、苔むした庭を覆う、散り紅葉はまさに極楽浄土のような美しさ。秋の嵐山では外せない紅葉スポットです。

禅林寺(永観堂)

永観堂

「秋は紅葉の永観堂」1000年以上も愛されてきた紅葉名所

紅葉で名高い東山エリアの永観堂。正式には禅林寺といい、853年に密教道場として創建されました。見事な日本庭園の他、回廊で結ばれた諸堂をめぐりながら紅葉鑑賞もできる、計算しつくされたその設計は見る人の心を打ちます。黄色から赤へとグラデーションする葉があるもの、ひときわ赤く染まったものなど、一本一本の紅葉樹の美しさには、見飽きることがありません。紅葉ごしに眺める山上の多宝塔や、鮮やかな風景を鏡のように映した放生池も優美で、茶屋でゆったりとした時間を過ごす人も多いです。夜間のライトアップでは、昼とは違う幻想的な雰囲気を味わうことができます。
また、ガイドとして押さえておきたいのは、永観堂の重要文化財、阿弥陀如来立像。通称、みかえり阿弥陀と呼ばれるこの立像にはいわれがあります。かつて、僧・永観が修行をしていると、永観を先導するように阿弥陀如来が動き始め、驚く永観に対し振り返って、「永観、遅し」と告げたまま、振り返った姿を留めていると言われています。遅れてくるものに情けをかけるかのように、人々を待つ姿勢のまま留まっている、慈悲深い仏の心に、思わず手を合わせたくなりますね。

南禅寺

南禅寺

日本の禅寺の中で最も高い格式を誇る別格、南禅寺

1291年に東山・岡崎に創建された南禅寺は、京都五山・鎌倉五山の上に置かれる別格の禅寺です。高さ22メートル、日本最大級を誇る堂々たる迫力の三門は、日本三大門、京都三大門に数えられます。また、南禅寺の大きな特色である水道橋、「水路閣」も見逃せません。琵琶湖の水を京都に引いた琵琶湖疏水事業の一環として、明治期、1888年に完成したと言われる水路閣は、京都の近代化のシンボルでもあり、南禅寺の禅寺としての景観とも不思議に調和した、魅力ある建造物です。春の桜、初夏の青もみじ、秋の紅葉と四季折々の美しさがある南禅寺は、いつ訪れても美しく、また、琵琶湖疏水の水音のおかげか、心がすっと洗われるような清々しさがあります。枯山水と池泉回遊式庭園、2つの顔を持つ天授庵も見どころのひとつです。また、南禅寺といえば、「虎の子渡しの庭」ですね。はかない季節の移ろいと、静謐な石庭の対比も味わえる、まさに別格の禅寺です。


圓光寺

圓光寺

散り紅葉と額縁紅葉で有名な穴場スポット、圓光寺

洛北に位置する臨済宗南禅寺派の寺院であり、紅葉スポットとしても人気が高い圓光寺。圓光寺の歴史は、1601年、徳川家康が教学のために開いた洛陽学校が始まりです。僧俗を問わず入学を許し、開かれた校風が多くの文化人を生んだとか。ダイナミックで独創的な枯山水「奔龍庭(ほんりゅうてい)」、額縁に入った絵のように美しい本堂からの「十牛之庭(じゅうぎゅうのにわ)」の眺めなど、見どころたっぷりの圓光寺。近年は散り紅葉の中にうっとりと座り込んでいるような、お地蔵さまも有名になりました。円山応挙が描いたと言われる竹林をわたる風の音も爽やか。裏山の高台を登ると、京都五山の一部も見れるほどの展望が見渡せます。家康ゆかりの地らしく、山上の東照宮にお参りもできます。

いかがでしたか?
秋の京都の紅葉スポットは、ついつい駆け足で巡ってしまいたくなりますが、寺で過ごす贅沢なひとときも、じっくり味わいたいですね。

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